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シャンプーブラシのメリットとデメリット|毛穴の皮脂が落ちる4つの利点と、やりすぎで頭皮が乾く4つの注意

shampoo-brush シャンプーブラシ
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シャンプーブラシのメリットは、指では届かない毛穴の皮脂とスタイリング剤を落とせること、爪で頭皮を傷つけずに洗えること、頭皮を動かして血の巡りが良くなること、腕の力を使わずに洗えることの4つです。デメリットは、やりすぎると頭皮を削って乾燥とフケが増えること、ブラシ自体にカビと皮脂が残ること、髪の長い人は絡まること、電動は1万円前後と高いことの4つです。使い方を守れば、メリットの4つは毎日のシャンプーで手に入り、デメリットの4つは週2〜3回の頻度と月1回の洗浄でほぼ消えます。

私は美容室で「爪で洗うと頭皮に傷が付く」と言われてから、シリコンの手動ブラシ、硬い樹脂の手動ブラシ、電動の頭皮ブラシの3種類を1年使い、頭皮の乾燥とフケの出方、髪の絡まり、ブラシの汚れを見てきました。このコラムでは、メリットとデメリットを1つずつ、なぜそうなるかと、デメリットをどう避けるかまで書きます。

メリット1:指では届かない毛穴の皮脂とスタイリング剤が落ちる

指の腹で洗うと、指と指の間の頭皮は洗い残ります。シャンプーブラシは20〜60本の突起が並んでいるので、1回のストロークで指の5倍の面を同時にこすり、毛穴の周りにたまった皮脂と、ワックスやスプレーの残りを泡と一緒に浮かせます。洗い上がりの差は、翌日の夕方の頭皮のにおいと、髪の根元のべたつきで分かります。皮脂が多い人、ワックスを毎日使う人、汗をかく人ほど、この差が大きく出ます。

メリット2:爪を立てずに洗えるので、頭皮に傷が付かない

頭皮のかゆみやフケの原因の1つは、爪で頭皮を引っかいてできる小さな傷です。ブラシの突起は先が丸く、爪より太いので、同じ力で動かしても頭皮を切りません。爪を立てる癖がある人は、ブラシに替えるだけで、かゆみとフケが2〜3週間で減ります。爪が長い人、ネイルをしている人は、指を頭皮に当てられないので、ブラシで洗うほうが結果として頭皮がきれいになります。

メリット3:頭皮が動いて、血の巡りと髪の立ち上がりが変わる

シャンプーブラシを頭皮に当てて小さく円を描くと、頭皮が頭蓋骨の上で動きます。頭皮は年齢と共に硬くなり、硬い頭皮は血の巡りが悪く、髪の根元が寝やすくなります。ブラシで頭皮を動かすと、洗っている間に頭皮が温まり、上がったあとに頭が軽く感じ、続けると分け目の根元が立ちやすくなります。目の疲れと肩こりが楽になったという声も多く、これは頭の筋肉(側頭筋と後頭筋)がほぐれるためです。

メリット4:腕の力を使わないので、手が疲れず、時短になる

指で丁寧に洗うと、腕を上げたまま2〜3分動かし続けるので、腕と指が疲れます。ブラシは持ち手を握って動かすだけなので、指の力を使わず、洗う時間も指の半分ほどで済みます。腱鞘炎の人、腕が上がりにくい人、長い髪で洗うのに時間がかかる人は、この楽さがブラシを続ける一番の理由になります。電動の頭皮ブラシなら、当てているだけで突起が動くので、腕は支えるだけです。

デメリット1:やりすぎると頭皮を削って、乾燥とフケが増える

一番多い失敗は、気持ちいいからと毎日強く長く使うことです。硬い突起で毎日5分こすると、頭皮の一番外側の角質が削れ、乾燥してフケが粉状に出て、赤みとかゆみが出ます。頭皮は顔の肌より薄く、顔をブラシで毎日こすらないのと同じで、頭皮にも限度があります。避け方は、頻度を週2〜3回にし、1回2分以内、力は「ブラシの重さだけで動かす」程度にすることです。乾燥肌の人、頭皮に赤みがある人は、シリコンの柔らかい突起の物を選び、硬い樹脂の物は避けます。

デメリット2:ブラシに皮脂とカビが残り、頭皮に戻る

ブラシは浴室に置いたままになりやすく、突起の根元に皮脂とシャンプーの残りがたまります。湿った浴室で1週間放置すると、根元に黒いカビが出て、次に使うときにそれを頭皮に塗ることになります。洗い上がりの頭皮のにおいが取れない、かゆみが増えた、というときは、ブラシの根元を見てください。避け方は、使ったあとに突起の根元を流水で流し、浴室の外に吊るして乾かすこと、月に1回、台所用の中性洗剤とぬるま湯で洗うことです。シリコンの一体型は根元に汚れがたまりにくく、突起が別パーツの物はたまりやすいので、手入れの楽さで選ぶならシリコンの一体型です。

デメリット3:髪が長い人、細い人は、髪が絡んで抜ける

突起の間に髪が入り込み、動かすと絡んで引っ張られます。肩より長い髪、細くて絡みやすい髪の人は、ブラシを大きく動かすと抜け毛が増えます。ブラシは頭皮の上で1〜2cmの小さい円を描くだけにし、髪の中を通す使い方をしないのが決まりです。突起の間隔が広く、先が太い物を選ぶと絡みが減ります。長い髪の人は、シャンプーの前にブラシで髪のもつれを取り、泡を髪全体に行き渡らせてからブラシを頭皮に当てると、絡みが半分以下になります。

デメリット4:電動は1万円前後で、充電と防水の手間がある

手動のブラシは500〜3,000円ですが、電動の頭皮ブラシは8,000〜1万5,000円です。電動は突起が回転や上下に動き、腕を動かさなくても頭皮がほぐれる代わりに、充電が要り、浴室で使うなら防水の等級を見る必要があり、本体が重く、突起の交換が要ります。手動で週2〜3回洗って効果を感じてから電動に進むと、買って使わなくなる失敗が減ります。電動を買うなら、防水でそのまま浴室で使え、突起がシリコンで交換できる物を選びます。

メリットとデメリットを表で並べる

メリット 向く人 デメリット 避け方
毛穴の皮脂とスタイリング剤が落ちる 皮脂が多い、ワックスを使う、汗をかく やりすぎで頭皮が削れ、乾燥とフケ 週2〜3回、1回2分、力はブラシの重さだけ
爪を立てずに洗える 爪が長い、ネイル、かゆみがある ブラシに皮脂とカビが残る 使用後に流水、浴室の外で乾かす、月1回洗う
頭皮が動いて血の巡りが良くなる 頭皮が硬い、髪が寝る、肩こり 長い髪、細い髪が絡む 小さい円で動かす、突起の間隔が広い物
腕の力を使わず時短 腱鞘炎、腕が上がりにくい、長い髪 電動は高く、充電と防水の手間 手動で慣れてから電動へ

4つのデメリットのうち3つは使い方で消え、残る1つ(電動の価格)は手動から始めれば関係ありません。デメリットの大半は「毎日強く使う」ことから起きるので、週2〜3回、2分以内、ブラシの重さだけ、この3つを守ることがメリットだけを取る条件です。

向く人、向かない人、使い方の決まり

  • 向く人:皮脂とにおいが気になる人、ワックスを毎日使う人、爪を立てて洗う癖がある人、頭皮が硬い人、腕が疲れる人
  • 向かない人:頭皮に傷、湿疹、ひどい乾燥がある人(治ってから)、髪が肩より長く細い人(突起の間隔が広い物を小さく動かすなら可)
  • 頻度:週2〜3回。皮脂が多い人でも毎日は使わない
  • 時間と力:1回2分以内。ブラシの重さだけで、頭皮の上で1〜2cmの円を描く
  • 手入れ:使ったら根元を流し、浴室の外に吊るす。月1回、中性洗剤で洗う。突起が割れたら替える

メリットは週2〜3回の使い方で取り、デメリットは手入れで消す

シャンプーブラシのメリットは、毛穴の皮脂を落とす、爪で傷つけない、頭皮を動かす、腕が疲れない、の4つで、デメリットは、やりすぎの乾燥、ブラシのカビ、髪の絡み、電動の価格、の4つです。週2〜3回、1回2分、ブラシの重さだけで小さく動かし、使ったら乾かして月1回洗う。この使い方なら、デメリットの4つはほぼ出ず、メリットの4つは2〜3週間で頭皮の状態に表れます。

まず、手動のシリコンの1本を買って、週2回、2分だけ使ってみてください。3週間後の頭皮のにおいとかゆみで、続けるかどうかが決まります。

この記事のアドバイザー
電山タケル
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
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