有線イヤホンでハイレゾを聴くと、ワイヤレスでは気づけなかった音の細かさに驚きます。

有線ハイレゾイヤホンを買う前に知っておくべきこと
ハイレゾ対応かどうかは、再生周波数帯域が40kHz以上あるかで判断できます。 ただ、正直なところ数値だけ見ても音の良し悪しは分かりません。 ドライバーの種類や装着感のほうが、体感の満足度には大きく影響します。
| 商品名 | ドライバー | 端子 | おすすめ音楽ジャンル | 装着感 5段階 | 通勤で使いやすいか |
|---|---|---|---|---|---|
| SHURE SE846 第2世代 | BA型 x4基 | MMCX | ジャズ、クラシック | ★★★★☆ | 遮音性が高く電車向き |
| final A4000 | ダイナミック型 | 2ピン | J-POP、ボーカル系 | ★★★★★ | 軽いので長時間OK |
| ゼンハイザー IE 600 | ダイナミック型 | MMCX | オーケストラ、映画音楽 | ★★★★☆ | ケーブルがやや目立つ |
| オーディオテクニカ ATH-CKS1100X | ダイナミック型 | A2DC | ロック、EDM、ヒップホップ | ★★★☆☆ | 本体が大きめで好みが分かれる |
| Victor HA-FR29UC | ダイナミック型 | USB Type-C | ポップス全般 | ★★★★☆ | スマホ直結で手軽 |
個人的には、まずドライバーの種類を決めてから予算で絞るのが失敗しにくい選び方だと感じています。

有線イヤホン ハイレゾ対応のおすすめ5選
第1位:SHURE SE846 第2世代

初めて耳に入れた瞬間、「あ、これ今まで聴いてたのと全然違う」って声が出ました。 BAドライバーが4基入っていて、ピアノの余韻やドラムのアタック感が本当にリアルです。
ノズルインサートを差し替えるだけで音の傾向を変えられるので、ジャズの日とロックの日で使い分けてます。 遮音性が37dBもあるので、通勤の満員電車でも周りの音がほとんど入ってきません。

第2位:final A4000

日本のオーディオブランドfinalの中価格帯モデルです。 箱から出して最初に聴いたのがあいみょんだったんですが、ボーカルの息づかいまで聞こえてきて鳥肌が立ちました。
f-CORE DUという独自ドライバーのおかげで、特にボーカル帯域の透明感がすごいです。 2ピンコネクターなのでケーブル交換もできます。 本体が軽くて、2時間つけっぱなしでも耳が痛くなりませんでした。

第3位:ゼンハイザー IE 600

ゼンハイザーのハイエンドモデルで、VGP殿堂入りの実力派です。 筐体にアモルファスジルコニウムという聞き慣れない素材を使っていて、手に取ると金属のヒンヤリした質感があります。
7mmのドライバーなのに音場がめちゃくちゃ広くて、オーケストラを聴くと楽器の位置関係まで感じ取れます。 MMCX端子対応でリケーブルも可能。

第4位:オーディオテクニカ ATH-CKS1100X

SOLID BASSシリーズの上位機種で、とにかく低音の迫力がすごいです。 11mmのドライバーから出る重低音は、ライブハウスの前列にいるような感覚でした。
デュアルフェーズ・プッシュプル方式のおかげで、低音が強いのに潰れずクリアなのが印象的です。 ハイレゾ対応なので高音域もちゃんと伸びます。 A2DC端子でリケーブルも可能。

第5位:JVCケンウッド Victor HA-FR29UC

USB Type-C接続のハイレゾ対応イヤホンです。 イヤホンジャックがないスマホでも、挿すだけでハイレゾ再生ができます。 DAC内蔵なので変換アダプターも外付けDACも不要です。
スマホに直接つないでSpotifyのハイレゾ音源を聴いてみたら、いつもの曲なのに聴こえなかった音が聴こえてきました。 マイク付きなので通話にも使えます。 キャリングポーチ付きで持ち運びもしやすいです。

ハイレゾの音を120%引き出す再生環境のつくり方
せっかくハイレゾ対応のイヤホンを手に入れても、再生環境がイマイチだと本来の音は出ません。
2. ポータブルDAC(スマホ直挿しより解像度が上がります)
3. イヤーピースの交換(フィット感で遮音性も音質も変わります)
スマホ直挿しでも普通のイヤホンよりは良い音が出ますが、5,000円くらいのポータブルDACを間に挟むと音の立体感が明らかに変わります。

有線ハイレゾイヤホンと一緒に買っておきたいもの
イヤホン本体だけ買って満足すると、もったいないことになります。
イヤーピースは意外と見落としがちですが、サイズや素材を変えるだけで遮音性も装着感もかなり変わります。 数百円で試せるので、まずは1セット買ってみてください。

ワイヤレス全盛期にあえて有線を選ぶ理由
「今さら有線?」と思う方もいるかもしれませんが、音質面では有線のほうがまだまだ有利です。
遅延がゼロなので、ゲームや動画視聴でも音ズレが起きません。 ワイヤレスは便利ですが、音質にこだわるなら有線が一歩リードしているのが現状です。

●平山貴斗オーディオ製品やガジェットを得意とするライター。 メーカー担当者やオーディオ専門店スタッフへのリサーチをもとに記事を執筆しています。 筆者自身も通勤で有線イヤホンを愛用中です。


