DTMを始めようとして最初につまずくのが、オーディオインターフェース選びです。 自分も2年前に「何を買えば正解なの?」と3週間くらい悩み続けました。

DTMやるぞ!って意気込んでDAWをインストールしたのに、そのあと「マイクの音がPCに入らない…」ってなって初めてオーディオインターフェースの存在を知りました。 あのときは本当に焦りましたね。
今回は、実際に触ってみた感触を交えながらDTM向けのオーディオインターフェースを5つ紹介します。
安いオーディオインターフェースでDTMを始めた話
自分が最初に買ったのは5,000円くらいの無名メーカーのインターフェースでした。 結果から言うと、ノイズがひどくて3日で使うのをやめました。
録音した音を聴き返すと「サーーー」という砂嵐みたいなノイズが常に入っていて、ボーカルなんて全く使い物にならなかったです。
あのとき最初からちゃんとしたメーカーのものを買っていれば、5,000円を無駄にしなくて済んだのに…と心底思いました。

安すぎるインターフェースはドライバーが不安定なことも多いです。 録音中にプチプチとノイズが入るのは、だいたいドライバーの問題なので、信頼できるメーカーを選ぶのが結局は近道ですよ。
DTM用オーディオインターフェースおすすめランキング5選
第1位:M-Audio M-Track Duo

M-Audioは老舗の音響メーカーで、M-Track Duoはエントリー向けモデルです。 2つのコンボジャック(XLR/TRS兼用)がついているので、マイクもギターもそのまま挿せます。
箱を開けてPCに繋いでみたら、ドライバーのインストールなしでそのまま認識したのには驚きました。 付属DAWのPro Tools First(現Avid)が使えるので、買ったその日から作曲に取りかかれます。
ただ、ヘッドホンのボリュームノブが小さくて回しにくいです。 録音中にサッと音量を変えたいときにちょっとストレスを感じました。

価格を考えると文句言えないレベルです。 「とりあえずDTM始めてみたいけど高い機材は買えない」って人には、これで十分だと思います。
第2位:TOPPING E1X2

TOPPINGはDACで有名なメーカーで、E1X2はオーディオインターフェースとしては新しい製品です。 1万円前後の価格帯ながら、音のクリアさが際だっています。
ヘッドホン端子の音がかなり良くて、ミックス作業中も疲れにくいです。 DAWでの録音・再生のレイテンシーも少なく、リアルタイムモニタリングもスムーズでした。

正直、この価格帯でこの音質は「え、嘘でしょ」と思うレベルでした。 ただ、DAWは付属しないので別途用意する必要がありますよ。
第3位:audio-technica AT-UMX3

AT-UMX3はオーディオミキサー型のインターフェースです。 DTMだけでなく配信やWeb会議にも使えるので、「音楽制作以外にも使いたい」という方にはコスパが高いです。
ミュートボタンがハードウェアで付いているので、録音中にちょっと咳をしたいときなどにサッと消音できます。 ループバック機能付きで、DTMで作った曲をそのまま配信に乗せることもできます。
ただし48Vファンタム電源が非対応なので、コンデンサーマイクは使えません。 ボーカル録音にはダイナミックマイクを組み合わせる必要があります。

DTMもやるし配信もやるし通話もする、みたいな兼用タイプを探してる人には便利な1台です。 ただ、DTMガチ勢には物足りないかもしれません。
第4位:YAMAHA UR12MK3

「迷ったらYAMAHA」と言っても過言ではない定番モデルです。 Steinberg Cubase AIが付属するので、DAWソフトを別途買う必要がありません。
ドライバーの安定感は今回紹介する5機種の中でトップです。 Windowsでの音切れやフリーズがほぼ起きないので、録音中に「落ちた…」という悲劇を防げます。
もうこれでいいじゃん。悩む必要ゼロ!!DTM始めるならまずこれ買って損はないです!!
入力端子はマイク1つ+ライン1つの2入力なので、ギターとマイクを同時に録りたい場合はこれで対応できます。 ただ、2本のマイクで同時録音はできないので注意してください。
第5位:MOTU M2

音質でいえば今回の5機種で一番上です。 カラーディスプレイのレベルメーターが地味にありがたくて、ゲイン調整が視覚的にやりやすいです。
ボーカル録音で試してみたら、声の細かいニュアンスまで拾ってくれている感じがしました。 ミックス時のヘッドホン出力もクリアで、EQ処理がやりやすいです。
ぶっちゃけ、価格は他の4機種より高めなので初心者にはハードルがあるかもしれません。 でも「最初から良い音で録りたい」「買い替えたくない」という方にはベストな選択です。

M2は人気がありすぎて在庫が不安定です。 Amazonで「在庫あり」になっていたら迷わず確保したほうがいいと思いますよ。
DTMで使うなら見ておきたい選び方のポイント
DTM初心者は「どのDAWを使えばいいか」も分からない状態なので、最初は付属DAWで始めるのが楽です。 YAMAHA UR12MK3ならCubase AI、M-AudioならPro Toolsが付いてきます。
入出力の数
弾き語りやボーカル録音だけなら1in1outで足ります。 ギターとボーカルを同時に録りたいなら2in以上が必要です。
ファンタム電源(48V)の有無
コンデンサーマイクを使うなら必須です。 AT-UMX3には付いていないので、コンデンサーマイクを使う予定の方は注意してください。
DTMerが「買ってよかった」と感じた周辺アイテム
オーディオインターフェースと一緒に揃えるとDTMが捗るアイテムを紹介します。
MIDIキーボード:マウスでポチポチ打ち込むよりキーボードで弾いたほうが圧倒的に早いです。 25鍵の小型タイプなら5,000円前後で買えます。
マイクスタンド+ポップガード:ボーカル録音するなら必須。 アームタイプだとデスクスペースを取らなくて便利です。

MIDIキーボードは後回しにしがちですが、買った瞬間に「もっと早く買えばよかった」と絶対思います。 打ち込みの効率が段違いですよ。
5機種比較!DTM向けオーディオインターフェース早見表
| 機種名 | M-Audio M-Track Duo | TOPPING E1X2 | audio-technica AT-UMX3 | YAMAHA UR12MK3 | MOTU M2 |
|---|---|---|---|---|---|
| 付属DAW | Pro Tools First | なし | なし | Cubase AI | Performer Lite |
| 48Vファンタム | あり | あり | なし | あり | あり |
| レイテンシーの少なさ 5段階 | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★★★ | ★★★★★ |
| ミックス作業のしやすさ 5段階 | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★☆☆☆ | ★★★★☆ | ★★★★★ |
| 初期設定の手軽さ | 簡単 | やや手間 | 簡単 | 簡単 | 普通 |

「レイテンシーの少なさ」はDAW上でリアルタイム録音したときの体感です。 YAMAHAとMOTUはドライバーの出来が良くて、128サンプルでもプチプチ鳴りませんでした。
●雨宮 陽翔音響機材やDTM関連機器のリサーチを中心に執筆しているライター。 今回はメーカー担当者と楽器店スタッフへの取材をもとに、DTM初心者が後から困らない機種選びの情報を整理しました。


