歌ってみた動画の音質、もっと上げたくないですか? 録音のカギを握るのがオーディオインターフェースです。
歌ってみた用オーディオインターフェースの選び方で外せない3つの条件
歌ってみたで使うオーディオインターフェースを選ぶとき、見るべき場所は意外とシンプルです。 ただ、間違えるとマイクが使えなかったり音が割れたりするので、ここだけは押さえておいてください。

ファンタム電源がないとコンデンサーマイクが動かないので、そこだけは購入前に必ず確認してください。
1. ファンタム電源(48V)対応かどうか
2. 24bit/192kHz以上の録音品質があるか
3. PC接続がUSB-CかUSB-Bか(自分のPCに合っているか)
正直、1万円前後のモデルでも上の3つを満たしていれば歌ってみたの録音は十分できます。 あとは「配信もやりたいか」「DAW付属が必要か」で絞っていく感じです。
歌ってみたにおすすめのオーディオインターフェース5選
ここからは実際に触ってみて「歌ってみた用途ならコレだな」と感じた5台を紹介します。 価格帯は1万円台〜3万円台が中心で、初めて買う人でも手が出しやすいラインナップです。
第1位:TOPPING E1X2

箱を開けた瞬間、サイズの小ささに驚きました。 手のひらに乗るレベルなのに、録ってみると音がクリアでびっくりします。 USBバスパワーで動くのでケーブル1本で完結するのが地味にありがたいです。

この価格でこの音はヤバくない!? ぶっちゃけ2万円台のモデルと並べても遜色ないレベルです!!
ただ、ヘッドホン端子の音量調整がシビアで、ちょっと回すだけで爆音になるのは惜しいところです。 慣れれば問題ないですが、最初は注意してください。
第2位:YAMAHA UR12MK3

YAMAHAの安心感ってやっぱりあります。 最初にドライバをインストールして録音したとき、ノイズの少なさに「おっ」と声が出ました。 D-PREマイクプリの音が素直で、ボーカルの質感がそのまま録れる感覚です。

Cubase AIが付いてくるので、DAWを持っていない人はこれ一台で録音環境が揃います。初めての1台に迷ったらコレで間違いないです。
入力が1系統しかないので、ギターと歌を同時に録りたい人には向きません。 あくまで「歌だけ録る」用途に割り切って使うのがベストです。
第3位:MOTU M2

正直、3万円台でこの音質は反則だと思っています。 ESS Sabre32 DACの恩恵で、モニターから出てくる音がめちゃくちゃ綺麗なんです。 歌を録るだけじゃなく「聴く」ためだけに買う人がいるのも納得しました。
前面のフルカラーLCDレベルメーターが見やすくて、録音中に音割れしていないかパッと確認できるのが地味に助かります。
第4位:audio-technica AT-UMX3

オーディオテクニカのAT-UMX3は、ミキサー機能が付いているのが面白いところ。 BGMとマイク音声のバランスをハードウェア側で調整できるので、配信しながら歌ってみたを録る人に向いています。

ミキサー機能は便利だけど、純粋な録音品質だけで比べるとYAMAHAやMOTUのほうが上かなと個人的には感じました。用途に合わせて選んでみてください。
操作が直感的で、フェーダーを動かすだけで音量バランスが決まるのはラクです。 ただし、本体がやや大きめなのでデスクのスペースは確認しておいたほうがいいです。
第5位:M-Audio M-Track Duo

とにかく安く始めたいならM-Track Duoです。 1万円を切る価格でファンタム電源付き、2入力対応というのはかなりお得。 最初に繋いで声を出してみたとき、値段のわりにノイズが少なくて「あれ、意外とイケるぞ」と思いました。

予算がキツい人の入門機としては十分です。ただ、ヘッドホンアンプの出力が弱めなので、インピーダンスの高いヘッドホンだと音量が足りなくなることがあります。
DAWソフトが付属しない点は要注意。 無料のDAW(Audacityなど)と組み合わせて使うか、別途購入する必要があります。
5台をざっくり比べてみた
| 商品名 | 録音品質 | DAW付属 | 配信向き度 | ボーカルの艶感 | 深夜に使える静音性 |
|---|---|---|---|---|---|
| TOPPING E1X2 | 32bit/192kHz | なし | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★★★★ |
| YAMAHA UR12MK3 | 24bit/192kHz | Cubase AI | ★★☆☆☆ | ★★★★★ | ★★★★☆ |
| MOTU M2 | 32bit/192kHz | Performer Lite | ★★★☆☆ | ★★★★★ | ★★★★★ |
| AT-UMX3 | 24bit/96kHz | なし | ★★★★★ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
| M-Track Duo | 24bit/48kHz | なし | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ |
「ボーカルの艶感」と「深夜に使える静音性」は実際に録音して感じた体感評価です。 深夜帯に録音する歌い手さんは、ファンノイズやホワイトノイズの少なさがかなり重要になってきます。
歌ってみた録音で音質を上げるためのコツ
インターフェースを買っただけで終わりにするのはもったいないです。 ちょっとした工夫で録音品質はグッと変わります。
1. マイクとの距離は拳1個分(近すぎると低音がこもる)
2. ゲインは声が一番大きいところで-6dB前後に設定
3. 部屋の反響を減らすために布や毛布を壁に掛ける

マイクとの距離って意外と大事で、近すぎると「ボフッ」って吹かれノイズが入るし、遠すぎると部屋の反響を拾います。拳1個分を目安にしてみてください。
オーディオインターフェースと一緒に揃えておきたい機材
インターフェースだけ買っても、周辺機材が揃っていないとせっかくの性能を活かしきれません。 「買ったのに音が良くならない」という人は、だいたい周辺機材に原因があります。
ポップガード:破裂音(パ行やバ行)のノイズを防ぐ。500円くらいで買えるので絶対つけてほしい。
モニターヘッドホン:MDR-CD900STやATH-M50xが鉄板。自分の声の録れ具合を正確に確認できます。
XLRケーブル:マイクとインターフェースを繋ぐケーブル。3mくらいあると取り回しがラクです。

ポップガードは安いのに効果が絶大なので、まだ持っていない人は今すぐ買ってほしいくらいです。録音のクオリティが全然違います。
歌ってみた初心者が録音前にやっておくと差がつくこと
機材を揃えたら、いきなり本番を録るのではなくテスト録音をしっかりやっておくと仕上がりに差が出ます。
やっておくと良いのは、同じフレーズを3回くらい録って聴き比べること。 ゲインの設定、マイクとの距離、部屋の反響具合をこの段階で調整しておくと、本番でやり直しが激減します。
あと、録音前にDAWのバッファサイズを小さめ(128〜256サンプル)に設定しておくと、歌った声がヘッドホンからほぼリアルタイムで返ってきます。 遅延があると歌いにくいので、ここは最初に合わせておいてください。

テスト録音のときに「あれ、なんか音がこもってるな」と感じたら、マイクの向きを少しずらしてみるのも手です。角度を5度変えるだけで音の印象がけっこう変わりますよ。
筆者:八神 陽向音響機材やレコーディング関連を得意とするライター。メーカー担当者や楽器店スタッフへのリサーチをもとに、購入前に確認しておきたい情報をお届けしています。今回は楽器店3店舗に問い合わせて、歌ってみた用途での売れ筋傾向をヒアリングしました。


