家庭やSOHOで使えるFAX付きプリンター3機種を、現役販売員へのリサーチをもとに本音で比較しました。
筆者がFAX付きプリンターを買い直した話
数年前まで「もうFAXなんて要らないでしょ」と思っていた筆者ですが、町内会の役員になった途端に毎週のようにFAXが飛んでくる生活になりまして。
仕方なく安いプリンターを買ったら、紙詰まりばかりで本気で泣きそうになりました。

そこからは販売店スタッフの方や、メーカーの問い合わせ窓口にしつこく聞き込みをして、ようやく納得できる3機種を見つけました。
今回は家庭・在宅ワーク・小さな自営業まで使い回せるラインだけに絞って紹介します。
注目のFAX付きプリンターランキング3選
第1位:ブラザー A4インクジェット複合機 MFC-J742DN 子機1台

開封して電源を入れた瞬間「あれ?想像より静かじゃない?」と驚いた一台。
受信中のジリジリした音がほぼ無くなっていて、リビングに置いても家族から文句が出ません。
子機が1台付いてくるので、そのまま家庭の電話としても運用できるのが嬉しい設計です。
タッチパネルの反応が指の動きにスッと付いてきてくれるので、操作で迷う場面が少なめ。
ぶっちゃけ、家庭用FAX機能付きプリンターで迷ったらこれを選んでおけば大ハズレはしないと感じました。

家庭の電話とFAXを一台にまとめられる定番モデル
第2位:エプソン A4インクジェット複合機 EW-M530F カラリオ ADF搭載

カラリオシリーズは大容量インクモデルで、インクボトルから注ぎ足す方式なので、ランニングコストがじわじわ効いてきます。
在宅ワークで毎日10〜20枚プリントするような筆者にはありがたい設計でした。
ADF(自動原稿送り装置)が付いているので、複数枚の見積書をセットしてボタンを押すだけで連続スキャン・FAX送信ができます。
ちょっと本体が大きめなので、置き場所だけは事前にメジャーで測っておきましょう。
月に何百枚もプリントする在宅ワーカー、自営業者、ハンドメイド作家などインクコストを抑えたい層。

大容量インクで在宅ワークに強い
第3位:ブラザー工業 PRIVIO A4インクジェット複合機 MFC-J739DN

PRIVIOシリーズの定番モデルで、家電量販店スタッフによれば「とりあえず迷ったらこれ」と勧めることが多いそうです。
立ち上がりからプリント完了までがテキパキしていて、朝の忙しい時間に書類を1枚出したい時にイライラしません。
価格も比較的こなれているので、初めてFAX付きプリンターを買う人にとって心理的ハードルが低いのが大きな魅力です。
正直、デザインは少し無骨で家具っぽさはゼロですが、機能性で割り切って選ぶ人にはちょうどいいバランスの一台。

価格と機能のバランスがいい入門モデル
3機種を体験ベースで比較するとこうなる
スペック表だけだとどれも似たり寄ったりに見えるので、実際に触った感覚で独自項目を入れて比べてみました。
| 機種 | MFC-J742DN | EW-M530F | MFC-J739DN |
| 子機 | 1台付属 | なし | なし |
| インクのお財布優しさ | ★★★☆☆ | ★★★★★ | ★★★☆☆ |
| 朝イチ立ち上がりの早さ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ |
| 受信音の静かさ | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
| 初めての人へのおすすめ度 | ★★★★★ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ |
選ぶときに見るべき3つの視点
家庭の電話を兼ねるなら子機付きを、業務専用なら子機なしの方が安く済みます。
カートリッジ式は本体が安く、ボトル充填式は本体は高めでもランニングコストが抑えられます。
A4機といっても奥行きが30cmを超えるモデルが多いので、棚に置くなら採寸必須です。
FAX付きプリンターを長持ちさせるちょっとしたコツ
家庭用のインクジェット機は、使わない期間が長いとインクが固まる持病があります。
週1でいいので、コピーかテストプリントを動かしておくとヘッド詰まりがほぼ起きません。
電話と兼用する場合は、留守電とFAXの自動切り替え設定を最初にしっかり詰めておくと、深夜の誤受信トラブルが減ります。
あわせて買いたい消耗品リスト
本体だけ買って終わりにすると、いざというときに動かなくて困ります。
A4のコピー用紙500枚、純正の予備インク、感熱紙ロール(FAX受信用紙の代わりではなく裏紙チェック用)、ローラークリーニング用紙までセットで揃えておくと、業務が止まるリスクをほぼゼロにできます。
●平山貴斗オフィス機器を得意とするプロライターの筆者です。今回は家電量販店スタッフへの取材と、ブラザー・エプソン両社のサポート窓口へのリサーチをもとに、現場でよく聞かれる悩みに沿ってまとめました。読者がムダ買いせずに納得して買える情報を心がけています。


