動画や写真のデータが増えてきたら、8TBの内蔵HDDで一気にストレージを拡張できます。 用途別に人気の5製品を比較しました!
内蔵HDD 8TBを買う前に確認したいこと
8TBの内蔵HDDを選ぶとき、最初に決めるのは「何に使うか」です。 PCのデータ保存用なのか、NAS(ネットワーク接続型ストレージ)に入れるのか、監視カメラの録画用なのかで、選ぶべきモデルが変わってきます。

回転数もチェックポイントです。 7,200rpmは読み書きが速いですが動作音が大きめ。 5,400rpm〜5,640rpmは静かで発熱も少ないですが速度は控えめです。 リビングに置くNASなら静音性、作業用PCなら速度を優先するのがいいでしょう。
内蔵HDD 8TBのおすすめランキング5選
第1位:FFF(MARSHAL)MAL38000SA-T72 8TB

国内メーカーMARSHALの8TB HDDです。 デスクトップPCのデータ保存用ドライブとして取り付けてみましたが、7,200rpmだけあって動画ファイルのコピーがかなりスムーズでした。 50GBの4K動画ファイルが4分ほどで転送完了。
価格がとにかく安い。 8TBのHDDとしてはAmazonで常にトップクラスの売れ筋です。 ただ、正直なところ動作音はそれなりに聞こえます。 静かな部屋だと「カリカリ」という音が気になるかもしれません。

第2位:WD Red Plus 8TB WD80EFPX

NAS用HDDの定番、WD Red Plusの8TBモデルです。 Synologyの2ベイNASに2台入れてRAID1を組んでみましたが、初期設定も安定動作も全く問題なしでした。 CMR記録方式なのでNASでの使用に安心感があります。
5,640rpmなので7,200rpm品と比べると速度は若干遅いですが、NASの用途なら気になりません。 動作音も静かで、リビングに置いても気にならないレベルです。

第3位:Seagate IronWolf 8TB ST8000VN004

Seagateが出しているNAS向けHDDのIronWolfシリーズです。 7,200rpmのCMR方式で、NAS用としてはWD Red Plusと双璧を成す製品です。 回転数が高い分、データの読み書きはRed Plusより体感で少し速いです。
IronWolf Health Managementという独自の健康診断機能に対応していて、対応NASと組み合わせるとHDDの状態を細かくモニタリングできます。

第4位:WD Blue 8TB WD80EAAZ

WD Blueは「普通のPC用HDD」として使いやすいモデルです。 デスクトップPCの2台目ドライブとして取り付けて、写真や動画のバックアップ先にしています。 5,640rpmで静音性も良好、ファンの音に紛れてHDDの動作音はほぼ聞こえません。
NAS向けではないので24時間稼働には向きませんが、PC用のデータ保存ドライブとしてはコスパに優れています。

第5位:WD Purple 8TB WD85PURZ

監視カメラの録画用に設計されたHDDです。 24時間365日の連続録画を想定して作られているので、長時間の書き込みに強いのが特徴です。 防犯カメラのレコーダーに入れて使っていますが、3か月経っても安定して録画できています。
正直、普通のPCデータ保存用としてはオーバースペックです。 あくまで監視カメラやNVR(ネットワークビデオレコーダー)用と考えたほうがいいでしょう。

8TB内蔵HDDの用途別比較表
| 製品名 | 回転数 | 記録方式 | 向いている用途 | 静音性 | ぶっちゃけ耐久期待度 |
|---|---|---|---|---|---|
| FFF MAL38000SA | 7,200rpm | CMR | PC用データ保存 | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
| WD Red Plus | 5,640rpm | CMR | NAS用 | ★★★★★ | ★★★★★ |
| Seagate IronWolf | 7,200rpm | CMR | NAS用(速度重視) | ★★★☆☆ | ★★★★☆ |
| WD Blue | 5,640rpm | CMR | PC用データ保存 | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
| WD Purple | 5,640rpm | CMR | 監視カメラ録画 | ★★★★☆ | ★★★★★ |
8TB HDDの取り付けで気をつけたい注意点
3.5インチHDDの取り付け自体は簡単ですが、いくつか事前に確認しておくとスムーズです。
PCケースの3.5インチベイに空きがあるか確認する。 最近のコンパクトケースだと3.5インチベイが1つしかないことも多いです。
SATAケーブルの予備があるか確認する。 マザーボード側のSATAポートに空きがあっても、ケーブルがなければ接続できません。
8TB HDDを長持ちさせるためにやっておくこと
HDDはSSDと違って物理的な駆動部品があるため、温度管理が大事です。
定期的にS.M.A.R.T.を確認する:CrystalDiskInfoなどのフリーソフトでHDDの健康状態を確認できます。 「注意」や「異常」が出たら早めにデータをバックアップしてください。
不要な電源のオンオフを繰り返さない:HDDは起動時の負荷が大きいので、頻繁な電源のオンオフは避けたほうがいいです。

データをしっかり守るならバックアップ体制も考えよう
8TBのHDDを1台だけ使っていると、そのHDDが壊れたときにデータが全部消えます。 大事なデータを守るには、もう1台HDDを用意するか、クラウドストレージとの併用がベストです。
微妙に面倒に感じるかもしれませんが、大切な家族の写真や動画が消えたときのショックを考えたら、バックアップの手間は大したことありません。
筆者:平山貴斗ストレージ製品やNAS関連を得意とするプロライター。 メーカー担当者や販売店スタッフへの取材をもとに記事を執筆しています。 実用的な情報を読者に届けることを心がけています。


