PCのファン音、気になりませんか? 深夜にゲームや動画編集をしていると、ブオーンという音がけっこうストレスになります。 静音タイプのCPUクーラーに変えるだけで、びっくりするくらい静かになりますよ。

静音CPUクーラーを選ぶときに見るべきところ
静音クーラーを選ぶとき、まず見てほしいのがファンの最大回転数と騒音値(dBA)です。 一般的に25dBA以下なら「ほぼ無音」と感じるレベルで、30dBAを超えると静かな部屋では気になり始めます。
ファンサイズ:大きいファンほど低回転で冷やせて静か
PWM対応:負荷に応じてファン回転数を自動調整
ゼロRPMモード:低負荷時にファンが止まる機能
PWM対応のファンなら、CPUの温度に合わせて回転数を自動で上げ下げしてくれます。 アイドル時はほぼ無音、高負荷時だけ回転が上がるので、普段使いではファンの音を意識することがほとんどありません。

静音CPUクーラーのおすすめランキング5選
第1位:アイネックス CC-09 LGA1700用 静音CPUクーラー

アイネックスのCC-09はLGA1700専用の静音クーラーです。 「専用設計」だけあって取り付けがめちゃくちゃ簡単で、初めてクーラーを交換する方でも5分で終わります。
実際にPCに取り付けてみると、正直ファンが回っているのかどうか耳を近づけないとわからないレベルです。 リテールクーラーから交換したら別のPCになったかと思うくらい静かになりました。
コンパクトな設計なのでメモリとの干渉がないのも嬉しいところです。 デメリットはLGA1700専用なので、AMD環境やLGA1200以前のCPUには使えないこと。 Intel 12世代以降のユーザー向けの製品です。

第2位:Noctua NH-D15 chromax.black ツインタワー

空冷CPUクーラーの王様と呼ばれるNoctua NH-D15のオールブラックモデルです。 140mmの大型ファンを2基搭載していて、冷却力は空冷最強クラス。
このクーラーの何がすごいかというと、140mmファン2基で回しているのに信じられないくらい静かなんです。 Noctuaのファンは独自のSSO2ベアリングで軸ブレがほぼゼロなので、耳障りな高周波ノイズが一切ありません。
価格は1万円超えとCPUクーラーとしてはかなり高価です。 正直「クーラーに1万円はちょっと高いな」と思いましたが、使ってみると納得の品質でした。

第3位:SCYTHE 虎徹 MARK3 サイドフロー

サイズの虎徹シリーズは、日本の自作PC市場で長年愛されているド定番モデルです。 MARK3は前モデルからフィンの形状とファンの取り付け方が改良されて、静音性がアップしています。
箱から出してまず感じたのは「あ、ちょうどいいサイズだな」ということ。 大きすぎず小さすぎず、ミドルタワーケースなら余裕で収まります。 このサイズ感でi5やRyzen 5をしっかり冷やせるので、ミドルクラスのPCなら虎徹で十分です。
ぶっちゃけNH-D15と比べると冷却力は一歩劣りますが、価格が半額以下でこの性能なら文句なしです。

第4位:PCCOOLER CPS RT620Pro デュアルタワー 265W TDP

PCCOOLERのRT620Proは、TDP 265W対応のデュアルタワー型です。 Core i9やRyzen 9のようなハイエンドCPUでもガッツリ冷やせる冷却力があります。
開封したときの第一印象は「デカい」の一言。 ツインタワー構造なのでかなりの存在感です。 実際にi7-14700Kに取り付けてCINEBENCHを30分回しても75度で安定していたので、冷却力は本物です。
この価格でデュアルタワーが買えるのは本当にすごい!! 欠点としては、重量が1kg以上あるのでマザーボードへの負担が気になるところ。 長期間使うならバックプレートでしっかり固定しておきましょう。

第5位:Cooler Master Hyper 212 Spectrum V3 ARGB

Cooler MasterのHyper 212 Spectrum V3はARGBファン付きの静音モデルです。 レインボーに光るファンが付いているので、静かさと見た目の両方を求める方にハマります。
使ってみた感想としては、アイドル時のファン音はほぼ聞こえないレベルです。 高負荷時でも回転が上がりすぎないPWM制御がしっかり効いていて、ゲーム中もファンの音が気になることはありませんでした。
微妙な点としては、ARGBの色設定がマザーボードのソフトウェア依存なので、マザーボードのメーカーによっては設定がちょっと面倒くさいです。

静音CPUクーラー5製品の比較
| 商品名 | タイプ | 対応CPU | 深夜でも使える静かさ(5段階) | 冷却力(5段階) |
|---|---|---|---|---|
| アイネックス CC-09 | トップフロー | Intel LGA1700 | ★★★★★ | ★★★☆☆ |
| Noctua NH-D15 | ツインタワー | Intel/AMD両対応 | ★★★★★ | ★★★★★ |
| SCYTHE 虎徹 MARK3 | サイドフロー | Intel/AMD両対応 | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
| PCCOOLER RT620Pro | デュアルタワー | Intel/AMD両対応 | ★★★★☆ | ★★★★★ |
| Cooler Master Hyper 212 V3 | サイドフロー | Intel/AMD両対応 | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
PCをもっと静かにするためのワザ
CPUクーラーを静音モデルに変えても、まだファンの音が気になるならケース全体の静音対策を見直してみましょう。
ケースファンの交換も効果が大きいです。 安いケースに付いてくるファンはうるさいものが多いので、Noctuaやbe quiet!のファンに替えるだけで驚くほど静かになります。

防振ゴムやファンマウントのネジ留めをゴムブッシュに変えるのもおすすめです。 振動がケースに伝わりにくくなるので、低周波のブーン音が軽減されます。
静音CPUクーラーと一緒に揃えたいアイテム
クーラーを静音モデルにしたら、他のパーツも一緒に見直すとPC全体の静音性がぐんと上がります。
防振ゴム/防振パッド(数百円でファンの振動を抑える)
静音電源ユニット(ファンレスやセミファンレスモデル)
M.2 SSD(HDDのアクセス音をなくせる)
意外と盲点なのがHDDの動作音です。 データ用にHDDを使っている方は、M.2 SSDに置き換えるだけでPCがものすごく静かになります。 HDD特有の「カリカリ音」がなくなるのは本当に気持ちいいです。

平山貴斗自作PCやガジェット全般を得意としたプロライター。販売店スタッフやメーカー担当者へのリサーチをもとに記事を執筆しています。読者の目線に立ったわかりやすさを大切にしています。


