NVMe SSDヒートシンクは素材と高さで選ぶのが正解
NVMe SSDは速い分だけ熱もすごいです。 ヒートシンクを付けずに使い続けると、サーマルスロットリングで速度が半分以下になることもあるので、冷却対策は必須です。

マザーボード付属のヒートシンクでも基本的には十分です。 ただ、Gen4やGen5のハイエンドSSDを使うなら、放熱面積の大きい後付けヒートシンクに替えるだけで温度が10度以上下がることもあります。

NVMe SSD用ヒートシンクの売れ筋ランキング5選
第1位:GLOTRENDS M.2 ヒートシンク 2280 SSD対応 アルミ製 2枚入り

2枚入りで千円以下というコスパの良さが売りのアルミ製ヒートシンクです。 取り付けはSSDの上にサーマルパッドを置いて、ヒートシンクを被せてゴムバンドで固定するだけ。 初めてヒートシンクを取り付けたとき「え、これだけ?」ってくらい簡単でした。
ただし、ゴムバンド固定なので長期間使うとバンドが劣化する可能性があります。 正直、ネジ固定のほうが安心感はありますが、この価格帯でそこまで求めるのは酷かなと思います。 消耗品として割り切れるなら十分です。

第2位:GRAUGEAR M.2 2280 SSDヒートシンク 銅ヒートパイプ付き

マジで最強!!!! このヒートシンク、銅製のヒートパイプが内蔵されていて冷却力がケタ違いです。 Gen5 SSDに取り付けてベンチマークを回したら、ヒートシンクなしだと85度まで上がっていた温度が58度で安定しました。 27度も下がるって、もうこれ小さい空冷クーラーですよ。

デメリットはサイズが大きく重量もあるため、設置場所を選ぶことです。 GPUの真下のM.2スロットには物理的に入らない場合があります。 購入前にスロット周辺のクリアランスを測っておくのが必須です。
第3位:Thermalright TR-M.2 2280 TYPE A G ヒートシンク アルミ製

CPUクーラーでおなじみのThermalrightが出しているM.2用ヒートシンクです。 アルミ製でフィンが細かく切られていて、見た目からして冷えそうな雰囲気があります。 取り付けはネジ固定で、ゴムバンドより安定感があるのが好印象です。
使ってみた感想としては、フィンの間を空気が通るのでケース内のエアフローがあると特に効果を発揮します。 密閉ケースだと放熱しきれない場面もあるかもしれません。 正直、エアフローのないケースだとアルミの塊タイプのほうが蓄熱して粘れるので、ケース環境に合わせて選んでください。
第4位:Haojiaho 銅製 M.2 SSD ヒートシンク 1.5mm薄型

たった1.5mmという驚きの薄さの銅製ヒートシンクです。 「ヒートシンクを付けたいけどスペースがない」というケースで大活躍します。 銅は熱伝導率がアルミの約1.7倍あるので、この薄さでもしっかり熱を拡散してくれます。

注意してほしいのは、薄い分だけ蓄熱量が少ないので、長時間の高負荷には厚みのあるヒートシンクより不利です。 ノートPCの内部SSD冷却やPS5の増設SSD用としてはちょうどいいですが、デスクトップPCでガンガン書き込みする用途にはもう少し大きなヒートシンクのほうが安心です。
第5位:MHQJRH M.2 2280 SSD両面ヒートシンク サーマルパッド付き

SSDの表と裏の両面からヒートシンクで挟み込むタイプです。 片面タイプに比べて放熱面積が2倍になるので、冷却効果もその分高くなります。 両面実装のNANDチップを使っているSSDには相性がいいです。

ぶっちゃけ、両面タイプは好みが分かれます。 取り付けがやや面倒で、SSDをネジ止めした後にヒートシンクのネジも締める必要があるので、片面タイプに比べて作業工程が多いです。 ただ、冷却性能を最大限に引き出したい方には片面タイプでは物足りないので、両面タイプの方が満足感は高いです。
NVMe SSDヒートシンク5製品の比較
| 商品名 | 素材 | 取り付け方法 | PS5対応 | 取り付けやすさ(体感) | GPUとの干渉リスク(体感) |
|---|---|---|---|---|---|
| GLOTRENDS 2枚入り | アルミ | ゴムバンド | 対応 | とても簡単 | 低い(薄型) |
| GRAUGEAR G-M2HS06 | アルミ+銅パイプ | ネジ固定 | 非対応 | 普通 | 高い(厚みあり) |
| Thermalright TR-M.2 | アルミ | ネジ固定 | 非対応 | 普通 | 中程度 |
| Haojiaho 薄型 | 銅 | 両面テープ | 対応 | 貼るだけで簡単 | ほぼなし(1.5mm) |
| MHQJRH 両面タイプ | アルミ | ネジ固定 | 対応 | やや手間がかかる | 中程度(両面分の厚み) |
ヒートシンク装着前に測っておくべきサイズ
2. M.2スロットの長さ(2280、2260、2242のどれか)
3. マザーボード付属ヒートシンクの有無(あればそのサイズも確認)
4. SSDが片面実装か両面実装か(両面なら両面タイプのヒートシンクが効果的)

正直、サイズの計測って面倒ですよね。 でもこれをサボると「買ったのに入らない」という悲しい事態になるので、定規やノギスで5分だけ測るのを強くおすすめします。
ヒートシンクの効果を最大にするために揃えたいもの
ケースファン:ヒートシンク周辺にエアフローがあると冷却効果アップ
CrystalDiskInfo:SSD温度をリアルタイムでモニタリングできる無料ソフト
精密ドライバー:ヒートシンクのネジ固定に使用

サーマルパッドは付属品で十分なケースが多いですが、もしGPUの熱で周囲の温度が高いケース内環境なら、高熱伝導率のパッドに替えると数度の差が出ることもあります。
NVMe SSDのヒートシンク選びで意外と迷うところ
ヒートシンクは「冷えれば冷えるほどいい」と思いがちですが、オーバークールはSSDにとってデメリットにはなりません。 冷やしすぎて壊れることはないので、予算の範囲で冷却力の高いものを選んで問題ありません。
平山貴斗自作PCやストレージ関連に詳しいプロライター。 PCショップスタッフやメーカー担当者へのリサーチをもとに記事を執筆しています。


