宅録でボーカルを録ったら「パ行」がボフッと入って台無しになった、なんてこと起きていませんか? 金属製ポップガードが1枚あるだけで世界が変わります。
金属ポップガードと布ポップガード、どっちを選ぶ?
ポップガードには「金属メッシュ」と「布(ナイロン)」の2種類があります。 どちらも破裂音を防ぐ役割は同じですが、使い勝手がけっこう違います。

正直、音質の差は録り比べてもほとんど分かりませんでした。 でも掃除のしやすさは金属が圧勝です。
金属製の一番のメリットは水洗いできることです。 布製は唾液が染み込んで半年くらいで臭くなるんですが、金属なら水でサッと流せます。
もうひとつ、金属製はメッシュが薄いのでマイクとの距離が近くても視界を遮りにくいのもポイントです。 歌詞カードを見ながら歌う人には地味にありがたい。
グースネックの長さ(短すぎると角度調整しにくい)
メッシュの目の細かさ(細かいほどブロック力が上がるが息苦しさも増す)

個人的には、グースネック型よりクランプ直付け型のほうが振動を拾いにくくて好みです。 ただ角度の自由度は落ちるので、マイク位置を頻繁に変える人はグースネック型がいいかも。
金属ポップガードのおすすめ4選をランキングで紹介
Amazonの売れ筋をもとに、実際に評判の良い金属ポップガードを4つ選びました。 比較表も載せておくので選ぶときの目安にどうぞ。
| 商品名 | メーカー | 直径 | 取り付けやすさ | 息ブロック力 |
|---|---|---|---|---|
| DCP-2 | Dicon Audio | 約13cm | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
| PO-7 | キクタニ | 約15cm | ★★★★★ | ★★★☆☆ |
| ポップブロッカー | karutz | 約16cm | ★★★★☆ | ★★★★★ |
| 金属フィルター搭載 | Homoyoyo | 約13cm | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
第1位:Dicon Audio ポップガード DCP-2 金属製 丸型

開封してすぐクランプを締めてマイクスタンドに付けたんですが、ネジの精度が高くてガタつきがゼロでした。 金属メッシュの目も細かくて、「パ」「バ」の破裂音がしっかり消えます。
価格が1,000円台なのにこの品質はえっ、マジ?って二度見しました!! コスパで選ぶなら間違いなくこれです。
ただ、グースネックがやや短めなので、大型のコンデンサーマイクだと角度調整に少し手間取ります。 AT2020クラスなら問題なし。

この価格帯で金属メッシュはなかなかない。 初めてポップガードを買う人にはまずこれを勧めたい。
第2位:キクタニ ポップガード 金属フィルター PO-7

キクタニは楽器アクセサリーの老舗メーカーで、作りの安定感はさすがです。 クランプ部分がしっかりしていて、マイクスタンドに一発でガチッと固定できました。
メッシュの目が若干粗めなので、息のブロック力は他の製品より少し控えめ。 ただその分マイクへの音の通りが良くて、高音のヌケ感はこの4つの中で一番好きでした。
正直、見た目は地味です。 でも「ポップガードに見た目求めてどうする?」と思えるくらい機能面は安定しています。

メッシュが粗い分、口元が透けて見えるので歌詞カード読みやすいんですよね。 ボーカル録音で使うならかなりアリです。
第3位:karutz ポップブロッカー プロシンガー監修

プロシンガーが監修しているだけあって、息のブロック力は今回の4製品の中でトップでした。 「フッ」と強く息を吹きかけても波形にほぼノイズが乗りません。
メッシュが二重構造になっていて、1枚目で大きな息の塊を散らして2枚目で細かく拡散させる仕組みです。 おかげでマイクから5cmくらいの近距離でもポップノイズが出にくい。
デメリットは重さ。 他の製品より50gほど重くて、細いマイクスタンドだとお辞儀してしまうことがあります。 ブームアームなら問題ないですが、卓上スタンドで使う場合は注意してください。

ブロック力は文句なしだけど、そこまでシビアな録音環境じゃないなら1位のDicon Audioでも十分だと思います。
第4位:Homoyoyo ポップガード 金属フィルター搭載 ホワイト

白いポップガードって珍しくないですか? 黒いマイク周りに白が1つ入ると、見た目がパッと明るくなって配信映えします。
機能面は正直、上位3つと比べると少し物足りないかなという印象です。 メッシュの目がやや粗くて、近距離だとポップノイズが残ることがありました。
ただ、マイクとの距離を10cm以上空ければ問題なく使えますし、お値段もお手頃なので見た目重視の方やサブ機として持っておくにはちょうどいい1台です。

配信用のデスク周りに白で統一してる人には刺さりそう。 ガチ録音よりは配信向きかなと感じました。
開封後にやっておきたいセッティングのコツ
金属ポップガードは取り付けるだけで使えますが、位置と角度をちょっと調整するだけで効果がかなり変わります。
角度はマイクに対して少しだけ斜めにすると、息がメッシュに沿って横に流れるので効果アップ。 真正面よりも15度くらい傾けてみてください。

意外と見落としがちなんですが、グースネックのネジはギュッと締めすぎない方がいいです。 あとから微調整できる「ちょい緩め」がちょうどいい。
金属ポップガードと一緒に買っておくとラクになるもの
ポップガード単体でも効果はありますが、録音環境をもう一段よくするなら以下のアイテムも合わせて検討してみてください。
ショックマウント(マイクへの振動伝達をカットしてくれる)
リフレクションフィルター(部屋の反響を減らして録音がクリアになる)

ぶっちゃけ、ポップガードだけ買っても部屋の反響がひどいとあんまり意味がないです。 リフレクションフィルターは予算に余裕があれば絶対揃えてほしい。
金属ポップガードのお手入れと長持ちさせるコツ
金属製の良いところは手入れがラクなこと。 使い終わったら水道水でサッと洗って、タオルで拭いて乾かすだけでOKです。
月に1回くらいのペースで洗っておけば、衛生面でも音質面でもずっとベストな状態をキープできます。 布製だとこうはいかないので、やっぱり金属製にして良かったなと感じる瞬間です。
●平山貴斗音響機材や録音周りのアクセサリーを得意とするプロの筆者。 今回はサウンドハウスのスタッフや宅録ユーザーへのリサーチをもとに、金属ポップガードの違いを取材しました。 読者目線での分かりやすさを大切にしています。

