ディストーションはギターの歪みサウンドの要。 今回は人気の5台を弾き比べた印象をもとにランキング形式で紹介します!

ディストーションって「激しい歪み」のイメージが強いけど、実はペダルによって音の性格がまるで違うんです。 自分の音楽スタイルに合う1台を見つけてください。
そもそもディストーションってオーバードライブと何が違うの?
ざっくり言うと、オーバードライブが「アンプをちょっと頑張らせた歪み」なら、ディストーションは「回路で積極的に音を潰して作る歪み」です。
ディストーション:深い歪みでサステインが長い。 ロックやメタル向き。
ただ実際には境界線はあいまいで、ゲインを絞ればオーバードライブっぽく使えるディストーションもあります。 「自分がどのくらい歪ませたいか」で選ぶのが一番シンプルです。

楽器店員に「初めての歪みペダルはオーバードライブとディストーション、どっちがいい?」って聞いたら、「弾きたい曲のジャンルで決めてOK」って言われたよ。
ディストーション5台を一覧で比較してみた
今回紹介する5台をざっと比較できる表を作りました。 「歪みの深さ」と「ノイズ耐性」は実際に弾いた体感です。
| 商品名 | メーカー | 歪みの深さ | ノイズ耐性 | ピッキングへの追従 |
|---|---|---|---|---|
| Dark Mouse | Donner | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
| RAT2 | PROCO | ★★★★★ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ |
| Croissant Distortion | Effects Bakery | ★★☆☆☆ | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
| DS-1 | BOSS | ★★★★☆ | ★★★★★ | ★★★☆☆ |
| Triple D EDS-03 | RevoL effects | ★★★★★ | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ |
ディストーションのおすすめ人気ランキング5選
第1位:Donner Dark Mouse ディストーション

RAT系ディストーションのクローンとして人気のペダルです。 初めてスイッチを踏んだとき、3,000円台とは思えないゴリっとした歪みが飛び出してきて驚きました。 ミドルに芯があるので、バンドの中でもギターの音が埋もれにくいのが嬉しいポイントです。
気になるのはノイズです。 ゲインを3時以降に回すとジーッという音が気になってきます。 自宅練習なら問題ないですが、ライブで使うならノイズゲートと組み合わせたほうがいいです。
RAT系クローンの格安ディストーション
第2位:PROCO RAT2 ディストーション

マジで最強!!!! RAT2は1988年から売れ続けているモンスターペダルです。 フィルターノブで音色を大きく変えられるので、ジャリっとしたパンクサウンドからブーミーなグランジ系まで1台でカバーできます。

RAT2はプロのボードにも入っている定番中の定番。 正直、この価格帯でこれ以上のディストーションを探すのは難しいと思います。
注意点は、本体がプラスチックのようなザラザラした質感で最初「安っぽい?」と感じること。 でもこれがRATの伝統的な仕上げで、音は間違いありません。
30年以上売れ続けるディストーションの王道
第3位:Effects Bakery Croissant Distortion ミニペダル

名前もデザインもパン屋さんですが、出る音はしっかりディストーション。 ゲインの幅が広くて、オーバードライブ的な軽い歪みからロック向きのクランチまでカバーできます。 カッティングしたときの音の分離がよくて、コードの一音一音がつぶれません。
Effects Bakery Croissant Distortion ミニペダル
パン屋の名前なのに実力派のミニペダル
第4位:BOSS Distortion DS-1

ディストーションペダルの代名詞といえばDS-1。 1978年の発売から40年以上、世界中で売れ続けている超ロングセラーです。 エッジの効いた歪みで、パワーコードをジャカジャカ弾くと本当に気持ちいい。

DS-1は「とりあえず持っておけば間違いない」って楽器店員が断言してたよ。 あとBOSS製品は壊れにくいから、初めてのペダルとして安心感がある。
ぶっちゃけ、音だけで言えばもっと個性的なペダルはたくさんあります。 でもDS-1の「癖のなさ」が逆に武器で、どんなアンプやギターとも相性よく使えるのが長年愛される理由です。
世界で最も売れたディストーションペダル
第5位:Revol effects Triple D ディストーション EDS-03

「Triple D」の名前のとおり、3段階に歪みを重ねたような分厚いサウンドが特徴です。 メタル系のリフを弾くと、壁のように分厚い音が押し寄せてきます。
微妙だなと感じたのは、ゲインを絞ったときのクリーン寄りの音。 低ゲインだとちょっとペラペラした印象になるので、がっつり歪ませて使うのが向いています。 逆に言えば、ハイゲインで攻めたい人には最高のコスパです。
Revol effects Triple D ディストーション EDS-03
分厚いハイゲインが得意なコスパ系ペダル
ディストーションで迫力ある音を出すセッティングのコツ
ディストーションペダルを買って最初にやりがちなのが、ゲインを全開にすること。 気持ちは分かりますが、ゲイン全開だと音が潰れてモコモコした塊になってしまいます。
アンプ側のEQも大事です。 ペダルの歪みとアンプの音が喧嘩しないように、アンプのゲインはクリーン〜軽いクランチにしておくのがコツ。 ペダルとアンプの両方を歪ませるとノイズが増えて、かえって音が汚くなります。

スタジオで音量を上げると家では気にならなかったノイズが目立つことがあります。 ノイズゲートペダルを1台持っておくと安心です。
ディストーションと相性がいいエフェクターの組み合わせ
ディストーション単体でも十分楽しめますが、他のペダルと組み合わせるとサウンドの幅がぐっと広がります。
ディレイ:歪んだ音にディレイをかけると空間が広がって壮大なサウンドに。 ソロで使うと映えます。
イコライザー:ディストーション後段に置いて、バンドアンサンブルの中での音の抜けを調整。 ライブで重宝します。

個人的にはディストーション+ディレイの組み合わせが一番好き。 リードフレーズを弾いたとき、音に奥行きが出てプロっぽいサウンドになりますよ。
●平山貴斗エフェクターや楽器周辺機器を得意とするライター。 今回は楽器店スタッフと実際のユーザーへのリサーチをもとに、弾き比べた印象も交えて記事を執筆しました。 筆者自身もバンドでディストーションペダルは3台使い分けています。


