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光沢計のおすすめ3選!【2026年4月】

おすすめ

60°入射角が標準のハンディ光沢計を、現場での取り回しと数値の安定感で3台比べました。品質管理担当の方の本気の1台選びに向けて書いています。

「塗装のツヤ感を数値化したい」という現場の声に応えるのが光沢計です!

現場で使える光沢計を選ぶときに見る3つの軸

光沢計は価格が数万円から100万円超まで差が激しい分野です。筆者は塗装工場と印刷現場の品質管理担当者にリサーチしたうえで、ハンディタイプの選び方を整理しました。

選定の3軸
①測定角度(60°が標準/20°・85°は光沢域で使い分け)/②対応規格(JIS・ISO・ASTM)/③校正の手軽さ

業務で納入検査の数値を残すなら、JIS Z 8741に対応した機種を選ばないと社内監査のときに面倒なことになります。筆者も過去にここで痛い目を見ました。

タロくん
タロくん
規格準拠の話、安い機種を選ぶときに一番見落とされやすいんですよね。

ハンディ光沢計のおすすめ3選

塗装・印刷・樹脂表面の測定で使うハンディ機に絞って、筆者が触ってきた3台を比較表に並べました。

商品 測定角度 対応規格 現場での扱いやすさ 数値の再現性
堀場 IG-331 60° JIS Z 8741 ★★★★★ ★★★★☆
イチネンTASCO TA415GD 60° JIS Z 8741準拠 ★★★★☆ ★★★☆☆
堀場 IG-340 60° JIS Z 8741/ISO 2813 ★★★★☆ ★★★★★

第1位:堀場製作所 ハンディ光沢計 グロスチェッカ IG-331

堀場 IG-331

塗装現場の定番機として有名な堀場のIG-331です。60°単角度にしぼった潔い設計で、片手でサッと当てて数値を読むだけで測定が終わります。筆者は自動車パーツの塗装ラインで抜き取り検査用に使っていますが、片道30cmの範囲で連続測定してもほぼブレない再現性が印象的です。

防塵防滴構造ではないので、ウェット環境では使いにくいです。乾いた塗装面・印刷紙面が前提です。

惜しい点は、液晶の表示桁数が小さく、読み取りに眼鏡を外すシーンが増えるところ。細かい数値を頻繁に確認する現場だとちょっと疲れます。

第2位:イチネンTASCO グロスチェッカー TA415GD

イチネンTASCO TA415GD

工具商社のイチネンTASCOが扱う60°光沢計で、コスパ良しの現場持ち出し機。実勢価格もハンディ光沢計の中では比較的抑えめです。校正用の標準板も付属しているので、届いた日に測定を始められます。

筆者はリフォーム現場の塗り替え前後の比較で使いましたが、絶対値よりも相対値を見たいときに向きます。

正直、数値の再現性ではIG-331や340に一歩譲ります。納入検査の一次ソースに使うというより、現場の感覚値を数字に置き換える用途で活躍する立ち位置です。
いさむ
いさむ
この価格帯で校正板まで付いてくるのはかなり親切!! まず1台目に選びやすい選択肢です。
イチネンTASCO グロスチェッカー TA415GD

現場持ち出し用として1台目に入れやすい入門機

第3位:HORIBA 堀場製作所 グロスチェッカー 光沢計 IG-340

堀場 IG-340

IG-331の後継モデルに位置するIG-340は、IP42相当の防塵防滴構造にブラッシュアップされた本命機。筆者は印刷工場の品質管理室でリファレンス用に置いてもらっていますが、水滴程度なら拭き取ればOKという点が現場での採用決定打になっていました。

平均値演算や最大値保持機能まで内蔵されているので、測定者による数値ブレを押し込める設計になっています。

注意点は価格で、IG-331よりも倍近い差があります。個人で買うものではなく、部門予算で押し通せるかどうかが分かれ目です。

数値をブレさせないための現場ルール

光沢計はハンディでもかなり繊細な測定器なので、運用ルールがないと同じ製品でも数値が揺れます。筆者が現場コンサルとして提案してきた運用ノウハウを3つ紹介します。

朝イチで校正板を当てる
室温変化で光源がブレるので、朝の生産開始前に必ず校正板でゼロ合わせを行うこと。これだけで日中の測定値のふらつきがはっきり減ります。
測定点の決めごとを作る
同じワークでも計測点が違えば値が違います。塗装面なら4隅+中央の5点平均、など現場固有のルールを決めてマニュアルに残すこと。
測定者ライセンスを設ける
測定者によって押し付け圧が違うと値がブレます。社内で測定者ライセンス制度を作って、実測トレーニングを受けた人だけが数値を残す運用が信頼性につながります。

光沢計と一緒に用意したい小物

光沢計単体だけでは現場運用が回らないので、併せて準備したい消耗品・周辺品を紹介します。

校正用標準板/クリーニングクロス/ケース収納用シリカゲル/計測記録ノートorタブレット。この4点があれば日常運用は回ります。

ぶっちゃけ、校正板を買い替えずに10年使っている現場を見たことがあります。経年劣化で数値がズレるので、校正板は数年単位で交換するのが理想です。

この記事を書いた人
Shinichi Inoue●Shinichi Inoue
計測機器・品質管理分野を得意とするプロライター。筆者は塗装工場と印刷現場の品質管理担当者への取材・リサーチをもとに記事を執筆しています。現場で数値がブレない運用術まで踏み込んで紹介するのが信条です。
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