Ryzen 7000シリーズ以降のAM5ソケットに乗り換えたとき、「前のクーラーそのまま使えるのかな?」って不安になった方も多いはず。 AM5対応を明記したクーラーなら安心です。

AM5対応CPUクーラーを選ぶときの注意点
AM5ソケットはAM4と取り付け穴の位置が同じなので、AM4対応のクーラーの多くはそのまま使えます。 ただしメーカーによっては別途AM5用のマウントキットが必要になることがあるので、購入前に公式サイトで対応状況を確認しておきましょう。
Ryzen 9のようなハイエンドCPUはかなり発熱するので、ミドルクラス以上のクーラーを選んでおきたいところです。 Ryzen 5やRyzen 7なら、3000円台のクーラーでも十分冷やせます。

AM5対応CPUクーラーのおすすめランキング5選
第1位:Cooler Master Hyper 212 3DHP Black

Cooler MasterのHyper 212は世界中で累計数百万台売れているロングセラーです。 この3DHP Blackバージョンはヒートパイプの構造が改良されていて、従来モデルよりCPUとの接触面積が広がっています。
実際にRyzen 7 7700Xに取り付けてみたところ、アイドル時35度前後、ゲーム中でも70度台で安定していました。 3000円台でこの冷却力は正直おどろきです。 AM5への取り付けもスムーズで、付属のマウントキットがそのまま使えました。
デメリットは、説明書がちょっとわかりにくいこと。 金具の向きを間違えやすいので、YouTubeの取り付け動画を見ながら作業するのがおすすめです。

第2位:SCYTHE MUGEN6 BLACK EDITION デュアルファン

サイズの無限シリーズ最新作、MUGEN6 BLACK EDITIONです。 デュアルファン構成で冷却力が高く、Ryzen 9クラスでもしっかり冷やしてくれます。
マットブラックの見た目がシックで、ケース内がキリッと引き締まります。 取り付けはサイズ独自のブリッジ式リテンションで、AM5にも対応。 ファンが2基ついてるのに驚くほど静かで、深夜の作業でもまったく気になりません。
ぶっちゃけ、無限シリーズは名前がダサいと思ってたんですが、使ってみたら性能は折り紙つきでした。 注意点はヒートシンクがけっこう大きいので、背の高いメモリとは干渉する可能性があること。

第3位:Noctua NH-D15 G2 デュアルタワー

空冷クーラーの最高峰、NoctuaのNH-D15 G2です。 前モデルのNH-D15から大幅にアップデートされていて、AM5環境でのフィット感がさらに向上しています。
実際に手に持つとずっしりと重いんですが、それだけ銅とアルミのヒートシンクが詰まっている証拠です。 Ryzen 9 7950Xに載せてフルロードをかけても80度を超えることがなく、空冷でここまで冷えるのかと感心しました。
控えめに言って最強の空冷クーラーです!! 価格は1万5000円前後とかなり高いですが、「PCの心臓部に使うものだから妥協したくない」という方にはベストな選択です。

第4位:SilverStone SST-FM620B-ARGB 空冷 ARGB

SilverStoneのFM620Bは、ARGB対応のファンが2基付いたデュアルタワー型です。 光るクーラーが欲しい方には打ってつけの一台。
使ってみて感じたのは、ARGBの発色がかなりキレイなこと。 ケースの窓から見えるRGB発光がいい感じで、友達に「お、いいPC組んだね」と言われました。 冷却力もしっかりしていて、Ryzen 7クラスなら余裕で冷えます。
ただ正直、有名メーカーと比べるとファンの品質がわずかに劣る印象はあります。 高負荷時にファンの回転が上がるとやや音が目立つので、静音性を最優先にする方は注意です。

第5位:SCYTHE FUMA3 ツインタワー

サイズのFUMA3はツインタワー構成のハイエンド空冷クーラーです。 2つのヒートシンクタワーの間に挟まれたファンと、外側のファンで効率よくエアフローを作ります。
Ryzen 9 7900Xに載せてテストしたところ、負荷時でも78度前後で安定。 ツインタワーならではの冷却力はさすがです。 高さ155mmに抑えているので、一般的なミドルタワーケースなら収まります。
微妙なのは、重量が約1kgあるのでマザーボードにかかる負担がちょっと心配なところ。 長期間使うならケースは横置きにしないほうが安心です。

AM5対応CPUクーラー5製品の比較
| 商品名 | タイプ | ヒートパイプ | 取り付けの手軽さ(5段階) | Ryzen 9で安心して使えるか(5段階) |
|---|---|---|---|---|
| Cooler Master Hyper 212 | シングルタワー | 4本 | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
| SCYTHE MUGEN6 BLACK | シングルタワー+デュアルファン | 6本 | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
| Noctua NH-D15 G2 | デュアルタワー | 8本 | ★★★☆☆ | ★★★★★ |
| SilverStone FM620B | デュアルタワー | 6本 | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
| SCYTHE FUMA3 | ツインタワー | 6本 | ★★★★☆ | ★★★★★ |
AM5でCPUクーラーを取り付けるときのコツ
AM5マザーボードにクーラーを取り付ける際、まずはバックプレートの確認から始めましょう。 AM5のリテンションモジュールは取り外す必要があるモデルとそのまま使えるモデルがあります。
グリスはCPUの中央に米粒大を1点盛りして、クーラーの圧力で広げるのが簡単です。 塗りすぎるとはみ出してソケット周りが汚れるので、少なめを心がけてください。

取り付け後はBIOSでCPU温度をモニタリングして、正常に冷却できているか確認しておきましょう。
AM5環境で合わせて検討したいパーツ
AM5に乗り換えるなら、クーラーだけでなく他のパーツも見直すチャンスです。
M.2 SSD(Gen5対応スロットを使いこなそう)
CPUグリス(Noctua NT-H2やThermalGrizzly Kryonautが人気)
ケースファン(エアフロー改善でクーラーの性能を最大限に引き出す)
DDR5メモリはAM5では必須になるので、まだAM4環境の方はメモリも合わせて購入する必要があります。 DDR5は発売当初より価格がかなり下がってきているので、乗り換えのハードルは低くなっています。

平山貴斗自作PCやガジェット全般を得意としたプロライター。販売店スタッフやメーカー担当者へのリサーチをもとに記事を執筆しています。読者の目線に立ったわかりやすさを大切にしています。


