エフェクターボードの配線、ごちゃごちゃしていませんか? ソルダーレスパッチケーブルなら、はんだ不要で好きな長さのケーブルが作れます。

人気のソルダーレスパッチケーブルを5つ紹介します!
ソルダーレスパッチケーブルで迷ったらここを見る
ソルダーレスパッチケーブルを選ぶときに見るべきは、プラグの形状、ケーブルの太さ、付属プラグの数です。
L型プラグがメインのキットはエフェクター同士が近い配置に向いていますし、ストレートとL型が両方入ったキットは配置の自由度が高いです。 ケーブルが細いほどボード内の取り回しがラクになりますが、耐久性はやや落ちます。

正直、プラグの数って最初はピンとこないんですけど、ボードを組むと足りなくて買い足すケースがめちゃくちゃ多いです。 最初から12個入りを選ぶのが無難ですよ。
ソルダーレスパッチケーブルのおすすめランキング5選
第1位:Free The Tone SLK-SLIM ソルダーレス パッチケーブルキット

開けて最初に思ったのは「ケーブルがめちゃくちゃ細い」ということ。 直径4mmのCU-416ケーブルは取り回しが抜群で、エフェクターがギチギチに並んだボードでも無理なく配線できました。
ゴム製キャップのプラグはネジを締めるだけで組み立て完了。 初めて作ったときも10分くらいで5本仕上がりました。 ただ、プラグがスリムな分、強く引っ張ると抜けやすい場面がありました。 ボード固定で使うなら問題ないですが、頻繁に抜き差しする方は注意です。

控えめに言って神です!!ソルダーレスで迷ったらまずこれ買っとけば間違いない!!
細径ケーブルCU-416とスリムプラグのキット
第2位:Phoenix ソルダーレス パッチケーブル DIYキット

Phoenixのキットはプラグ12個にケーブル4mと、かなりたっぷり入っています。
組み立ててみると、プラグのネジ締めがしっかりしていて安定感があります。 ケーブルの柔軟性も十分で、狭いスペースでの取り回しも問題なし。 ただ、プラグの精度はFree The Toneに比べるとやや粗い印象で、ネジを締めすぎると被覆が潰れることがあるので力加減に慣れが必要です。 価格は手頃なので、初めてソルダーレスに挑戦する方にはお試しとしてアリです。

予算を抑えたい人には十分な品質です。 ただプロの現場で使うなら上位モデルのほうが安心だと思います。
プラグ12個+ケーブル4mの大容量セット
第3位:Free The Tone SL-4L-NI-10K ソルダーレスケーブルキット

SLK-SLIMと同じFree The Toneのラインナップですが、こちらはニッケルプラグのSL-8シリーズ。 プラグ4個とケーブル3mのセットで、ボードが小さめの方やエフェクターが少ない方にちょうどいいサイズ感です。
ケーブルの被覆をカットしてからプラグに差し込む構造なので、SLIMシリーズよりは工程が1つ増えます。 その分接点の安定度は高く、ライブ中に抜ける不安はほぼありません。 L型プラグ4個のセットなので、ストレートが欲しい場合は別途買い足す必要があるのが惜しいところです。

エフェクター3〜4台くらいのコンパクトボードにはこのキットがジャストサイズだと思います。
L型ニッケルプラグ4個+ケーブル3mのキット
第4位:Free The Tone SL-5L-NI-10K ソルダーレスケーブルキット

3位のSL-4Lと同じシリーズで、こちらはL型プラグ5個入り。 エフェクターが5台前後あるボードならこちらが向いています。
音の印象としては、SLIMシリーズよりやや太くて温かみのある音が出る気がします。 正直、ブラインドで聴いて違いがわかるかと言われると微妙なんですが、気分的にはしっかりした音に感じます。 構造上、SLIMシリーズより作業に少し時間がかかるのがデメリットです。

SL-4LとSL-5Lはプラグの数が違うだけなので、自分のボードのエフェクター台数で選べばOKです。
L型ニッケルプラグ5個+ケーブル3mのキット
第5位:D’Addario PW-MGPKIT-10 ソルダーレス ケーブルキット

ギター弦でおなじみのD’Addarioが出しているソルダーレスキットです。 プラグ10個にケーブル3mという構成で、中規模のボードにちょうどいい量。
組み立てはシンプルで、ケーブルをカットしてプラグに差し込んでネジを締めるだけ。 音質はクセがなくフラットで、エフェクターの色を素直に出してくれる感覚です。 ただ、プラグのサイズがやや大きめなので、エフェクター同士の間隔が狭いボードだと干渉することがあります。

D’Addarioのブランド力があるから安心感はありますよね。 弦と一緒に楽器店で買えるのも地味に便利です。
プラグ10個+ケーブル3mのスタンダードキット
不器用でも大丈夫?組み立てでつまずきやすいところ
ソルダーレスケーブルの組み立てで一番多い失敗は、ケーブルの切断面が斜めになってしまうことです。 斜めにカットするとプラグ内部で芯線がうまく接触せず、音が途切れたりノイズの原因になります。
ネジの締めすぎにも注意が必要です。 力任せに締めると被覆やシールド線にダメージが入り、かえって接触不良が起きやすくなります。 「キュッと止まったところからほんの少しだけ増し締め」くらいが目安です。

組み立て前にエフェクター間の距離をきちんと測っておくと、ケーブルの無駄が減ります。 面倒ですが、この一手間で仕上がりが全然変わりますよ。
エフェクターボードが映えるソルダーレスパッチケーブルの周辺アイテム
ソルダーレスパッチケーブルで配線をスッキリさせたら、ボード自体の見た目にもこだわりたくなります。
ケーブルタイやマジックテープを使ってケーブルをボードの裏側に束ねれば、見た目が一気にプロっぽくなります。 余ったケーブルは予備としてジップロックに入れてギグバッグに忍ばせておくと、急な断線のときにすぐ作り直せて安心です。
ソルダーレスケーブルを長持ちさせるメンテ術
ソルダーレスケーブルは便利ですが、はんだ付けのケーブルに比べると接点の安定性はどうしても劣ります。 長く使うためには定期的なメンテナンスが欠かせません。
接点復活剤をプラグに軽く吹きかけるのも効果的です。 ただし吹きすぎるとケーブル内部に液が入り込んでしまうので、綿棒に少量つけてプラグのチップ部分だけ拭くようにしましょう。

ソルダーレスの一番のメリットは「壊れてもすぐ作り直せる」ことだと個人的には思っています。 予備のケーブルとプラグさえあれば、ライブ会場でも5分で復旧できますよ。
●平山貴斗ギター周辺機器やDTM関連機材の筆者です。 今回は楽器店スタッフとケーブルメーカー担当者へのリサーチをもとに記事を執筆しました。 読者が自分のボードに合った1本を見つけられるよう、使用感を率直にまとめています。


