ドローンのプロペラって、ぶつけた時のダメージが積み重なると飛行バランスを崩す消耗品。予備を常備しておくと練習時間が10倍気楽になります。

初心者のうちはプロペラを1枚割って練習が中止になるのが本当にもったいない!! 予備があるだけで上達速度が変わります。
ドローンのプロペラを選ぶときにまず確認したい3つのこと
家電量販店のドローン売場スタッフに取材してみたところ、交換用プロペラ選びで一番多いトラブルは「機種と合わない」だそうです。まずは次の3点を確認してから買いましょう。
② CWとCCWの識別 … 時計回り用と反時計回り用を左右間違えると浮かない
③ 回転方向の色コード … メーカーごとに色分け規則が違うので購入前に必ず照合
特に重要なのが②のCW/CCW(時計回りと反時計回り)の識別です。4枚セットと書いてあっても、実際にはCW2枚+CCW2枚が正しい組み合わせ。筆者も最初に買ったとき、これを知らずに全部同じ向きに付けて「飛ばねえ!!」と大慌てでした。
ドローン プロペラのおすすめ5選
第1位:ジーフォース プロペラセット 8入り LUCIDA用 GB130

ジーフォースのLUCIDA(ルシーダ)シリーズ向け交換プロペラ。8枚入りという大容量で、練習中に割っても余裕で続行できるのが最大の魅力です。
筆者が室内でLUCIDAを飛ばしていたとき、壁に軽くこすっただけでプロペラの先端が欠けてしまいました。予備がなかった日は練習終了で、翌週の休みまで待つハメに。この8枚セットを机の引き出しに常備するようになってから、練習の途切れがなくなりました。
弱点は対応機種がLUCIDA専用であること。他機種には装着できないので、買う前に必ず自分のドローンの型番と照合してください。
LUCIDAユーザーは迷わずコレ。8枚入りでお得
第2位:Holy Stone HS210F ドローン プロペラ 4個

入門者ドローンの定番Holy Stone HS210F用の純正交換プロペラ。HS210F本体に付属するものと同じスペックなので、フライト特性が変わらないのが安心です。
筆者の娘がHS210Fで初フライトした日、1時間で3枚プロペラを折ってしまいました。家電量販店の店員さんにリサーチしたら「HS210Fは練習機だから月1セットのペースで買い替える人もいる」とのこと。純正品なら色コードもハッキリ分かれていて、CW/CCWの取り違えが起きにくい設計です。
正直に言うと、4枚入りという最小構成なので、週末にガッツリ練習する人は2セットまとめ買いが賢いです。
HS210Fオーナーなら定期的に補充したい純正品
第3位:DJI Ryze Tello プロペラ

プログラミング学習でも人気のTello用純正プロペラ。TelloはScratchで操縦コードを書いて飛ばせるので、教育現場での採用実績も多い機体です。
筆者が小学校向けのプログラミング教室に取材した際、「Telloの消耗品で一番回転するのがプロペラ」と教えてもらいました。子どもたちは着陸の加減が掴めず、畳や床にバンバン叩きつけるので、1日の教室で2〜3枚は普通に割れます。純正なので精度バラつきがなく、どの個体に付けても同じ飛行感覚が出るのが現場で重宝される理由です。
惜しい点は価格がやや高めなこと。ただTello自体が安価なホビー機なので、本体より長く使う想定ならこのくらいの投資は許容範囲かと思います。
Tello純正。プログラミング教育現場でも常備品

Telloは軽いので屋外だと風で流されやすいです。プロペラに加えて風防プロテクタもあると練習効率が上がりますよ。
第4位:Holyton D70 ドローン用プロペラセット

Holyton D70専用の交換プロペラ。D70は室内飛行特化のナノサイズドローンで、プロペラも超小型軽量。取り付けはネジ不要で、差し込むだけの設計になっています。
筆者が子どもと一緒にD70を室内で飛ばしたとき、テーブルの角にプロペラをぶつけて先端が曲がりました。試しにまっすぐ手で伸ばして使ったら微振動が出てしまい、そのまま交換した方がいいと痛感。D70オーナーなら予備として1セット持っておくと、遊びが途切れません。
ぶっちゃけ、汎用性は一切ないので他機種ユーザーには向きません。D70専用と割り切って買うアイテムです。
D70専用。差し込むだけの簡単交換設計
第5位:Potensic ATOM 予備用プロペラ 1セット

本格空撮入門機のPotensic ATOM/ATOM SE/ATOM LT用の予備プロペラ。折りたたみ式プロペラなのでバッグに収納しやすく、アウトドア撮影派に人気です。
筆者がPotensic愛用者の友人に話を聞いたら「山岳撮影で枝に接触してプロペラを折ったとき、予備がなくて下山までドローン撮影できなかった」という苦い経験談。以降、彼はこのセットを常にカメラバッグに入れて持ち歩いているそうです。ATOM3兄弟に共通で使えるのもポイント高いです。
弱点は、1セット(4枚)しか入っていないこと。アウトドアで割るリスクを考えると、2セット買っておくのが現実的です。
ATOM3兄弟で共通。アウトドア空撮のお供に
プロペラを長持ちさせる交換作業と保管の小ワザ
筆者がドローン専門店の整備担当に取材して教わった、プロペラの寿命を倍に延ばすコツを紹介します。
② 4枚のうち1枚でも欠けたら、同じセットの残り3枚も同時交換(バランスが崩れるため)
③ 取り付け後は手で軽く回してスムーズに動くか確認
②のバランス問題は見落としがちです。1枚だけ交換すると、摩耗具合が違う新旧プロペラが混在して、ホバリングが微振動するようになります。個人的には、4枚同時交換を「お財布が痛くても」やる価値があると考えています。
保管は紫外線に当てないのが鉄則。筆者の失敗談ですが、窓際のケースに半年ほど放置したプロペラを使ったら、プラスチックが脆化して初回飛行で割れました。引き出しの中の暗所保管に変えてから、寿命が目に見えて延びています。
予備プロペラと一緒に揃えたいドローン周辺アイテム
プロペラの予備を買うなら、こちらも同時に揃えると練習がスムーズになります。ドローンスクールの講師にリサーチした「持っていると上達が早い」ラインナップです。
★ バッテリー予備2本 … 飛行10分×3セットで練習時間を伸ばせる
★ 小型キャリーケース … プロペラやバッテリー、本体をまとめて持ち運べる
★ 着陸パッド(60cm四方) … 芝生や砂地でのプロペラ損傷を防ぐ
筆者の周りだと、プロペラガードを「見た目がダサい」と外す人がいますが、正直これは初心者ほど付けた方がいいです。ガードありで1ヶ月練習してからの方が、最終的な操縦スキルが上がります。
機種別の買い方チートシート
どのプロペラを買うか迷ったら、このチートを参考にどうぞ。
HS210F → Holy Stone純正4枚パック
Tello → DJI Ryze Tello純正
D70 → Holyton D70専用セット
ATOM/SE/LT → Potensic ATOM予備プロペラ
機種と合わない互換プロペラを使うと、保証対象外になるリスクもあります。メーカー公式の互換品を選ぶのが結局は安上がりです。
●八神 陽向ガジェットやホビー分野を担当するプロライター。ドローン専門店やスクール講師へのリサーチや取材を重ねた上で、読者がつまずきやすいところを先回りして書くのが筆者のスタイルです。


