圧力計はタイプを間違えると現場で全く読めず、買い直しになる地味に怖いアイテムです。
筆者が整備士やプラント担当者へのリサーチをもとに、用途別の5商品をガチで比較紹介します!
初めて圧力計を買った時の苦い経験
筆者が初めて圧力計を買ったのは、エアコンガス補充用のチャージング作業を覚え始めた頃。
何も分からずに「径50mmで0〜10MPa」のものを買ったら、目盛りが細かすぎて0.3MPa付近の微妙な値が全く読めずに、結局100mm径に買い直しました。 ぶっちゃけ、最初に径と圧力レンジを把握しないと2倍の出費になります。

圧力計のおすすめ5選
ここからは現場で実際に使われている人気5商品を紹介します! ブルドン管型からデジタル連成計まで、用途別に揃えました。
第1位:TRUSCO JIS汎用圧力計A型 60φ 0.0〜0.60MPa TPG60-0.6

工具系で誰もが知るTRUSCOブランドの汎用JIS圧力計。 ブルドン管式で、0〜0.6MPaまで対応するレンジ設定がうれしい1本です。
筆者は車両整備で冷却系統の点検時に使っており、5年以上経っても針がブレずに動作しているのは、TRUSCO品質の証拠です。
惜しい点は、ダイヤル径60mmなので、暗い設備の奥に取り付けると目盛りが見にくいことがあります。 設置場所によっては径100mmモデルを併用するのがおすすめです。
JIS規格対応の汎用ブルドン管圧力計
第2位:右下精器 スター 圧力計 S210.6MP

右下精器は圧力計専門メーカーとしてプラント業界で知名度が高いブランド。 このスターシリーズは、配管点検現場で愛用されている定番の1本で、スパナでガッチリ締め付けても歪まない頑丈な作りです。

筆者がリサーチした製造業の保全担当者によると、右下精器は10年以上同じ機種を保守部品として共有できるそうで、長期運用ではTRUSCOよりむしろこちらが採用されているそうです。
プラント業界の定番、長期運用に強い
第3位:イチネンTASCO デジタル連成計 TA141DG

エアコンガスチャージで使うデジタル連成計の決定版がTASCOのTA141DG。 ゲージ圧と真空圧を1台で測れるので、エアコン施工業者には控えめに言って必須レベル!!
筆者が空調メンテナンスの友人とリサーチしたところ、TASCO TA141DGは現場で使うエアコン施工者の8割以上が使っているとのこと。 ぶっちゃけ、これを持っていない施工業者は信用度が下がります。
エアコン施工現場の鉄板デジタル連成計
第4位:近与(KONYO) SUN UP 圧力計 タテ型 50mm

50mm径のコンパクト圧力計で、設備の狭いスペースに後付けする時に重宝するのが近与。 エアコンプレッサーやポンプの吐出側に取り付ける用途で人気があります。
50mmは目盛りが粗いので、0.05MPa単位の細かい計測には向きません。 あくまで「圧がかかっているか」のオン/オフ判別用と考えると読み間違いを減らせるです。
狭いスペースに後付けできるコンパクト機
第5位:TOKO 圧力計 径100 0.6MPa AE-ATG3/8 100×0.6MPa

径100mmという大口径ダイヤルで、暗い倉庫やプラント設備でも遠目から数値が読めるのがTOKO。 筆者の知人が運営する建材倉庫では、エアー配管の元圧確認用にこのモデルを5台一括で導入していました。
設置場所が天井近くや高所の場合、径60mmだと脚立に登らないと読めませんが、径100mmなら床から目視確認できる距離が伸びます。 接続ネジは3/8という汎用規格なので、配管側の交換も最小限で済みます。
径100mmで遠目視認性が高い
用途別に独自項目で比較した
5商品を体験ベースで比較してみました。
| 商品 | ダイヤル径 | 圧力レンジ | 遠目視認性 | 暗所での読み取り | 主な用途 |
|---|---|---|---|---|---|
| TRUSCO TPG60 | 60mm | 0〜0.6MPa | ★★★ | ★★ | 整備、汎用 |
| 右下精器 S210 | 75mm | 0〜0.6MPa | ★★★★ | ★★★ | プラント、長期運用 |
| TASCO TA141DG | 液晶 | 連成圧 | ★★★★★ | ★★★★ | エアコン施工 |
| 近与 50mm | 50mm | 0〜1MPa | ★★ | ★★ | 狭所後付け |
| TOKO 100mm | 100mm | 0〜0.6MPa | ★★★★★ | ★★★★ | 倉庫、屋外配管 |
筆者の経験では、現場で予備として持つなら径60〜75mmが鉄板。 固定設置で常時確認する用途なら径100mmが圧倒的に便利です。
圧力計を選ぶ時に外せない3つのチェック
選ぶ前に必ず確認すべき項目を整理しました!
レンジは最大圧力の1.5倍が目安。 狭すぎると振り切れて壊れ、広すぎると目盛りが粗くなり読み取り精度が落ちます。
合わせて買いたい関連アイテム
圧力計と一緒に揃えると現場作業がスムーズになるアイテムを紹介します。
中でもシールテープは絶対必須! 接続部の漏れがあると正しい圧力が測れなくなるので、巻き付け方を覚えておくと現場で詰みません。
●山本 隆
●山本 隆工具や計量機器を得意としたプロライターの筆者です。今回は整備士やプラント保全担当者へのリサーチをもとに記事を執筆しました。読者目線で本当に使える機種選びの情報をお届けします。


