シャープの空気清浄機をつけたら、酸っぱい臭いや生乾きのような臭いがしてきた。本体の故障を疑う前に、加湿フィルターとトレーの汚れを確かめてください。空気清浄機の臭いの原因は、ここがいちばん多いです。
臭いの種類で、汚れている場所はだいたい分かります。ここでは、空気清浄機の臭いの出どころの見分け方と、シャープが案内している洗い方、フィルターを替える目安を順に紹介します。
シャープの空気清浄機の臭いはどこから出ている?
酸っぱい臭いや生乾きの臭いは加湿の部分、ほこりっぽい臭いやタバコの臭いはフィルターの部分から出ていることが多いです。
シャープの加湿空気清浄機は、空気をきれいにする部分と、水を吸わせて加湿する部分の2つに分かれています。臭いの種類を嗅ぎ分けると、どちらを掃除すればいいかが先に決まります。
| 臭いの種類 | 出どころ | 最初にやること |
|---|---|---|
| 酸っぱい臭い | 加湿フィルターとトレー | クエン酸と重曹でつけ置き |
| 生乾きやカビの臭い | タンクとトレーの水 | 水を捨てて洗う |
| ほこりっぽい臭い | プレフィルター | 掃除機でほこりを取る |
| タバコや焼き肉の臭い | 脱臭フィルター | 取扱説明書のお手入れ |
なかでも多いのが、加湿をした季節に出る酸っぱい臭いです。加湿フィルターはいつも湿っているので、水あかや雑菌がたまりやすい場所です。
空気清浄機の臭いの出どころは加湿を止めて切り分ける
加湿を止めて空気清浄だけで動かし、臭いが消えるかどうかを見ると、加湿の部分とフィルターのどちらが原因か分かります。
いきなり全部を外して洗うのは大変ですよね。次の順に1つずつ試すと、洗う部品を絞り込めます。
- 加湿を切って、空気清浄だけで30分ほど運転する
- 臭いが消えたら、原因は加湿フィルターとトレー、タンクの側
- 臭いが残ったら、プレフィルターのほこりを掃除機で取る
- それでも臭いが残るなら、脱臭フィルターを取扱説明書のとおりにお手入れする
空気清浄機の臭いがどの部品からか分かれば、洗う部品は1つか2つで済みます。毎回すべての部品を外すより、時間も手間もずっと少なくなります。
臭いを確かめるときは、本体の吹き出し口に顔を近づけて嗅ぐのがいちばん分かりやすいです。部屋の中で嗅ぐと、カーテンやソファの臭いとまざって分かりにくくなります。
なお、買ったばかりの空気清浄機から少し樹脂のような臭いがするのは、新しい部品の臭いです。使っているうちに弱くなることが多いです。
酸っぱい臭いの加湿フィルターはどう洗う?
シャープは、加湿フィルターとトレーの臭いが取れないときは、クエン酸で2時間、重曹で約60分の2回に分けてつけ置きする方法を案内しています。
クエン酸で白い固まりを落とし、重曹で水あかと臭いを落とす、という役割分担です。シャープの空気清浄機の酸っぱい臭いは、たいていこの2回のつけ置きで落とせます。
- 水かぬるま湯(40℃以下)1Lにクエン酸を約6g(大さじ3分の2杯)溶かし、2時間つけ置きする
- クエン酸が残らないように、水で十分にすすぐ
- 水1Lに重曹を約36g(大さじ4杯)溶かし、約60分つけ置きする
- 重曹が残らないように、水で十分にすすぐ
フィルターが大きくて1Lでは沈まないときは、水の量を2倍にして、クエン酸や重曹も2倍にします。汚れがひどいときは、同じことを何回か繰り返してください。
トレーも同じ液につけ置きできます。使い捨ての加湿プレフィルターを付けている機種は、洗うのではなく新しいものに替えるのがシャープの案内です。
ほこりっぽい臭いはプレフィルターの掃除で消える
ほこりっぽい臭いなら、本体の背面にあるプレフィルターのほこりを掃除機で吸い取るだけで消えることが多いです。
プレフィルターは、空気清浄機が吸い込む空気がいちばん最初に通る部分です。ここにほこりがたまると、そのほこりの臭いが風に乗って出てきます。
背面のパネルを外し、表側から掃除機をかけます。空気清浄機の臭いを気にする人なら、2週間に1回くらいの掃除が目安です。
使い捨てプレフィルターを付けている場合は、約1か月で新しいものに替えるのが目安とされています。貼ったまま何か月も使うと、そこにたまったほこりが臭いの元になります。
10年交換のフィルターでも臭いが取れなければ交換
お手入れをしても水あかや臭いが取れないとき、黒や黄色に変色したとき、白い固まりが取れないときは、10年たっていなくても交換します。
シャープの空気清浄機の集じんフィルターや脱臭フィルター、加湿フィルターは、約10年に1回の交換が目安です。ただしこれは、正しくお手入れを続けた場合の目安です。
加湿フィルターをつけ置きしても酸っぱい臭いが残る場合は、汚れがフィルターの奥まで入っています。洗い続けるより、新しいものに替えたほうが早く臭いが消えます。
替えるときは、本体の型番に合ったフィルターかどうかを必ず確かめましょう。型番は本体の側面や背面のラベル、取扱説明書の最初のページに書かれています。
空気清浄機の臭いをぶり返させない加湿シーズンの使い方
加湿を使わない時期はタンクとトレーの水を捨てて乾かしておくと、次のシーズンに酸っぱい臭いが出にくくなります。
シャープは、加湿運転をしないのにタンクに水を入れたまま長く置くと、加湿フィルターにカビが生えることがあると案内しています。春になって加湿を切ったら、そのまま水を捨てておきましょう。
片付ける前に、加湿フィルターとトレーをクエン酸と重曹でつけ置きしておくと安心です。よく乾かしてから本体に戻すと、秋に加湿を始めたときの酸っぱい臭いがかなり減ります。
加湿を使う時期は、次のことを習慣にしておくと後がラクです。
- タンクの水は継ぎ足さず、毎日入れ替える
- 水道水を使う(浄水器の水やミネラルウォーターは雑菌が増えやすい)
- トレーの水あかが目に見えてきたら、その週のうちに洗う
- 部屋の換気を1日に何回かして、湿気や生活の臭いをためない
酸っぱい臭いなら加湿フィルターのつけ置き、ほこりっぽい臭いならプレフィルターの掃除。シャープの空気清浄機の臭いは、まず臭いの種類を嗅ぎ分けるところから始めると、いちばん少ない手間で消せます。
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
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