オフィスの手元が暗くて疲れる、植物育成LEDの光量が足りているか不安。そんな時に頼れる照度計の5本を紹介します。
そもそも照度計って何を測るのか
照度計は、その場所が「人の目にとってどれだけ明るいか」を数値化する機械です。単位はルクス(lux)で、机上300ルクスならオフィスの推奨下限、読書で必要なのは500ルクス前後、屋外の晴天だと10万ルクスを超えます。
筆者はDIY部屋の作業灯を測ってみて、想像より暗くて愕然としました。事務室は300〜750ルクス、精密作業は1500ルクス、植物育成は種類により2000〜20000ルクスが目安です。
選び方で見ておくべき4軸
店頭やECで比較する時、筆者がチェックする軸はこの4つです。

照度計のおすすめ5選
計測機器の販売店スタッフに売れ筋をヒアリングし、筆者がDIY現場や自宅で実測に使ってみた5台を並べました。
第1位:サンワサプライ デジタル照度計 CHE-LT1

サンワサプライは国内PCアクセサリーブランドとして有名ですが、計測器でも信頼性の高さで人気です。筆者も最初の1台として6年使っていますが、壊れる気配ゼロ!!
測定範囲0〜200,000ルクスで屋内外カバー、84gと超軽量で持ち運びやすい、オートレンジと温度計内蔵で初心者でも迷わない。乾電池式なのでフィールドでも電源の心配がありません。
懸念点は、JIS規格準拠の表記がないので業務の法定測定には使えないこと。家庭や簡易測定向けとして割り切るのが正解です。
国内ブランドの信頼感と使いやすさで初心者向け。
第2位:FieldNew デジタル照度計 ルクスメーター 200,000Lux 180度回転センサー

FieldNewは新興メーカーですが、180度回転するセンサーヘッドがとても使い勝手いいです。天井の照明を下から測る時、本体を傾けずに済むのが地味に効きます。
180度回転センサーでどんな向きでも測りやすい、200,000ルクス対応、MAX/MIN記録機能あり。価格帯も実売2千円台で、入門機として反則コスパです。
気になる点は、JIS規格の記載がない点。工場や学校の法定測定用途には向きませんが、園芸や自宅DIYならこれで十分と感じました。
回転センサー搭載で家庭〜園芸まで使える入門機。
第3位:WapoRich 照度計 RQ-881E JIS規格 最大300,000Lux 高精度

RQ-881EはJIS規格一般型A級に準拠しており、業務用途にも使える本格派です。筆者がテナント店舗の照度改善で依頼を受けた時に、担当者が「この価格でA級はありがたい」と言っていました。
JIS一般型A級準拠、最大300,000ルクスで屋外でも余裕、ホールドやMAX/MINなどプロ機能フル搭載。店舗照明の改善提案や学校の定期照度測定に、1台持っておくと心強いクラスです。

懸念点としては、プロ機能が多すぎて家庭用としてはオーバースペックな場面も。日常使いメインなら1位のCHE-LT1のほうが取り回しは軽快です。
JIS一般型A級準拠で業務にも使える本格派。
第4位:TopTes 照度計 TS-710 デジタル ルクス計 180度回転センサー 200,000ルクス

TopTesは米国発の計測器ブランドで、TS-710は視認性の良い大画面バックライト液晶が特徴です。暗室や夜間の屋外測定で表示が読めないストレスがなくなります。
大型バックライト液晶、最大200,000ルクス対応、USB充電の内蔵バッテリー式で電池交換が不要。USB充電式は地味ですがうれしい仕様で、現場作業者にウケるポイントでした。
正直な感想として、USB充電は便利な反面、電池切れ状態で現場に着くと詰みます。充電習慣を作れるかで相性が分かれる1台です。
USB充電式+大画面で現場作業向け。
第5位:Mcbazel デジタル照度計 ルクスメーター 200,000Lux 高精度測定

Mcbazelは3,000円以下のエントリークラスで、とにかく「試しに1台欲しい」という人に刺さります。筆者の知人が写真撮影用に買って、屋外ロケの度に持ち出しているそうです。
3,000円以下の価格帯、200,000ルクスまで対応、オートレンジとMAX/MIN保持で基本機能は揃う。価格を考えれば、初めての1台としては十分すぎる性能を持っています。
ぶっちゃけ筐体の質感は価格相応で、業務の常用には向きません。とはいえ、たまに測る用のサブ機としては満点に近い働きです。
3,000円以下で試せる入門サブ機。
測定で外さないための使い方のコツ
照度計は買ったその日に正しく測れるわけではありません。実際の現場で失敗しがちな3点を載せておきます。
特に3点目の「影」は見落とされがちです。濃色の服を着た状態で真上から測ると、実際より10%以上低い値が出ることがあります。筆者も最初は気づかず、白シャツで測り直して驚きました。
同時に揃えると測定の幅が広がる周辺アイテム
照度計単体でもいいのですが、合わせ買いで「どうやって測るか」の幅が一気に広がります。
三脚は2,000円程度のカメラ用で十分です。同じ場所を同じ高さで毎回測れるようになると、改善前後の比較精度が一気に上がります。
自分の用途にハマる1台を選ぼう
5台を並べた筆者なりの答えは、迷ったら1位のCHE-LT1、業務用途なら3位のRQ-881E、コスパで試したいなら5位のMcbazel。それぞれの役割がはっきり分かれています。
使う場所と測りたい対象を決めれば、自然とフィットする1台が見えてきます。自分のフィールドに合う相棒を選んで、明るさの「感覚」を数値に変えてみてください。
●桜庭 海計測機器やDIY関連を得意とする筆者(プロライター)。今回は計測機器販売店スタッフ2名、店舗の照度改善を請け負う設計会社への取材とリサーチをもとに記事をまとめました。家庭から業務まで、用途に合うモデルの違いを中心に紹介しています。
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