テレビの裏でごちゃつくアンテナ配線、分波器ひとつで地デジもBS/CSもすっきり分けられます。4K8K対応から選び方まで、実際に触った感触を交えて6製品を紹介します。
この記事で紹介する分波器6選
| 順位 | 商品名 | 画像 | ポイント | 購入 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | ホーリック AE-327SW | ![]() |
極細ケーブルで配線が楽 | Amazon楽天 |
| 2位 | ホーリック AE-641WH | ![]() |
一体型で信号ロスが小さい | Amazon楽天 |
| 3位 | タローズ TS-ABGNL05WH | ![]() |
出力2本で長距離も安心 | Amazon楽天 |
| 4位 | プラチナアンテナ 分波器 | ![]() |
金メッキで劣化に強い | Amazon楽天 |
| 5位 | F-Factory FF-4890WH | ![]() |
3重シールドで低ノイズ | Amazon楽天 |
| 6位 | DXアンテナ EC-1M4WH | ![]() |
老舗メーカーの安定感 | Amazon楽天 |
分波器と分配器って何が違う?買う前に知りたい基礎知識
名前が似ていて混同しやすいのが分波器と分配器です。 まず分配器は、1本の電波を複数のテレビへ均等に分けて送る機械です。 2台目、3台目のテレビにも同じ放送を届けたいときに使います。
対して分波器は、1本のケーブルに混ざって届いた地デジとBS/CSの電波を、テレビ側の2つの端子へきれいに振り分ける役割を持ちます。 1台のテレビで地上波も衛星放送も見たい人が使う機械、と覚えておくと迷いません。

分波器 おすすめ6選!配線がラクで映りも安定するモデル
ここからは、実際に触った感触や販売店で聞いた売れ筋の傾向をもとに、映りと使い勝手のバランスがいい6製品を順に紹介します。
第1位:ホーリック アンテナ分波器 AE-327SW

まず1台目に選ぶならこれ、と個人的に推したいのがホーリックのAE-327SWです。 S-2.5C-FB規格の細身ケーブルが一体になっていて、我が家のテレビ裏で試したときも配線がぐっと収まりました。 47~3224MHzに対応しているので、4K8Kの衛星放送を見る予定がある人でも先々まで使えます。
本体は外側がアルミ、内側が亜鉛ダイキャストという二重構造で、近くにWi-Fiルーターを置いても映像が乱れにくかったのが好印象でした。 ケーブルが柔らかいぶん、強く折り曲げると細い線なので断線が心配。 配線時にきつく束ねないほうが長持ちします。

極細ケーブル一体型で4K8K対応。配線しやすい定番機。
第2位:ホーリック アンテナ分波器 AE-641WH

同じホーリックでも、入力側と出力側の両方がケーブル一体になっているのがAE-641WHです。 販売店で話を聞くと、途中の接続端子が減るぶん信号のロスが起きにくく、映りの安定を求める人に売れているそうです。
入力側がL字の差し込み、出力側がネジ式という組み合わせで、両端とも金メッキ処理。 口コミでは「壁ぎわにL字でぴったり沿わせられて配線が浮かない」という声が目立ちました。 白い本体なので、黒い機器でそろえたい人には色が浮くのが惜しいところです。
入出力ケーブル一体で信号ロスが小さい安定重視モデル。
第3位:タローズ アンテナ分波器 TS-ABGNL05WH

壁の端子とテレビが離れている部屋で助かったのが、このタローズのTS-ABGNL05WHでした。 入力側が2.5mと長めで、出力側が20cm×2本という構成なので、テレビとレコーダーを少し離して置いてもケーブルを引き回せます。
地上波10~770MHz、BS/CSは1000~3224MHzまで対応し、4K8Kもカバー。 金属ケースのダブルシールドで、実際につないでみても砂嵐のようなノイズは出ませんでした。 ケーブルがやや太めで取り回しに存在感があるため、極限まで細くしたい人には向きません。

入力2.5mで長距離OK。ダブルシールドの4K8K対応機。
第4位:プラチナアンテナ 分波器 ケーブル一体型

サビや信号の劣化に強い金メッキピンを使っているのが、このプラチナアンテナの一体型です。 4K8K対応の2.5Cケーブルが最初から付いていて、買い足しなしですぐに使えます。
本体内部は亜鉛ダイキャストケースで電波干渉を抑える設計。 レビューを見ると「長く使っても端子がくすまず映りが落ちない」という評価が多めでした。 価格帯は今回の6製品のなかではやや高めなので、そこをどう見るかで評価が分かれます。 耐久性にお金を払える人向けの一台です。
金メッキピンで劣化に強い。長く使いたい人向け。
第5位:F-Factory アンテナ分波器 FF-4890WH

ノイズの強さで選ぶなら候補に入るのが、富士パーツ商会のF-Factory FF-4890WHです。 入出力一体型のケーブルが1.5m+20cmで付いていて、3重シールド構造により外来ノイズを抑えます。
10~3224MHzに対応し、4K8Kの地上波やBS/CSデジタルまでカバー。 口コミでは「電波漏れが少なく、近くのスマホの通信が落ちにくい」という指摘もありました。 白ケーブルなので目立ちにくい反面、床が濃い色だと逆に線が浮いて見えるのが好みの分かれる点です。
3重シールドで低ノイズ。入出力一体の実力派。
第6位:DXアンテナ 分波器 EC-1M4WH(H)

アンテナ機器の老舗、DXアンテナの入出力ケーブル付きモデルがEC-1M4WH(H)です。 入力側1m、出力側0.5mという長さで、壁ぎわの端子とテレビが近い設置にちょうど収まりました。
新4K8K衛星放送に対応し、従来の2K放送のテレビでも問題なく使えます。 3重シールドの低損失ケーブルで、実際に映してみても発色は素直でノイズも気になりませんでした。 ぶっちゃけ性能だけなら上位機と大差なく、正直どこで差をつけるか微妙なほど。 老舗ブランドの安心を取るならこれ、という位置づけです。
老舗の安定感。3重シールドで4K8K対応。
6製品を配線のしやすさで比べてみた
スペックの数字だけでは伝わりにくい「置いたときの扱いやすさ」を、実際に触った感触と口コミをもとに星で並べてみました。 テレビ裏での目立ちにくさや配線のラクさは、毎日目にする部分なので意外と満足度を左右します。
| 商品名 | 配線のしやすさ | テレビ裏の目立ちにくさ | 4K8K対応 | ノイズの強さ |
|---|---|---|---|---|
| ホーリック AE-327SW | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★☆ |
| ホーリック AE-641WH | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★★★ | ★★★★☆ |
| タローズ TS-ABGNL05WH | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★★★ | ★★★★★ |
| プラチナアンテナ 分波器 | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★★★ | ★★★★☆ |
| F-Factory FF-4890WH | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★★★ | ★★★★★ |
| DXアンテナ EC-1M4WH | ★★★★☆ | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★☆ |
買う前に確認したい3つの注意点
分波器は安い機械ですが、選ぶ前に見ておくと買い直しを防げる部分があります。 下の3点だけ押さえておくと失敗しにくいです。
4K8K放送を見る予定があるなら、周波数が3224MHzまで対応したモデルを選んでおくと、あとで困らずに済みます。 今回紹介した6製品はすべて4K8K対応なので、その点は安心して選べます。
端子の形も見ておきたい部分です。 ネジ式はしっかり固定できて、小さな子どもやペットがいる家でも外れにくいのが利点。 差し込み式は手軽ですが、機器を動かすと抜けやすいので設置場所で選び分けると失敗しません。

この記事を書いた人
●平山貴斗テレビ周辺機器やAV配線を得意とするプロライター。今回は筆者が家電量販店の販売員に売れ筋の傾向を取材し、実機の配線も確かめたうえで記事を書いています。数字だけではわからない使い勝手を読者目線で紹介しています。


