カビが生えにくいと聞いてシリコンボディブラシが気になっているけれど、使いにくいところは無いのか知りたい。
シリコンボディブラシのデメリットは、泡立ちが控えめなことと、硬い毛のブラシより洗い上がりが軽いことの2つが中心です。
どんな人には合わないのか、デメリットを減らす使い方はあるのかまで、順番に紹介します。
シリコンボディブラシのデメリットは泡立ちと洗い上がりの軽さ
シリコンボディブラシの主なデメリットは、泡が立ちにくいこと、角質を落とす力が弱めなこと、柄の長いタイプは腕や脚を洗いにくいことの3つです。
ボディブラシの比較記事では、シリコンは「柔らかく丈夫」「肌への摩擦が少ない」素材として紹介されています。その一方で、泡立ちについては控えめと書かれていることが多いです。
どれも使えなくなるほどの欠点ではありません。ただ、ほかの素材から乗りかえる人ほど違いを感じやすいので、先に知っておくと戸惑いません。
泡立ちが控えめでボディソープを多めに使う
シリコンは毛のように細かく分かれていないため、空気を含みにくく、泡が大きく育ちません。
シリコンボディブラシを半年使ったという人のレビューでも、ボディソープは2回以上プッシュしないと足りないことがある、と書かれていました。
ナイロンタオルでもこもこの泡を作ってから洗っていた人は、最初は物足りなく感じるかもしれません。泡の量はボディソープしだいになる、と考えておきましょう。
硬い毛のブラシより角質は落ちにくい
シリコンの突起はやわらかく、肌をこする力が弱めです。
豚毛や猪毛のようにコシの強い毛は、角質を落としたい人向けとして紹介されています。シリコンはその反対で、肌にやさしい代わりに、ざらつきをしっかり落としたい人には物足りなさが残ります。
かかとやひじのような角質が厚い場所は、シリコンだけでつるつるにするのは難しいです。
柄の長いタイプは腕や脚が洗いにくい
背中用に柄が長く作られたタイプは、背中にはよく届きますが、腕や脚のような短い場所では持て余します。
泡立ちについて書いていた同じレビューでも、腕を洗うときに長い柄が少し扱いにくいという点が気になるところとして挙げられていました。
全身を1本で洗いたい人は、手のひらで持てる柄なしのタイプのほうが向いています。
やわらかいシリコンでも力を入れると肌への刺激になる
シリコンは肌あたりがやわらかい素材ですが、強く押し当てたりゴシゴシこすったりすれば、肌への刺激になります。
ボディブラシのデメリットを取り上げた記事では、使いすぎによる肌への刺激と、乾燥肌の悪化が最初に挙げられています。これは素材を問わず、ブラシ全体に当てはまる話です。
シリコンならどれだけこすっても大丈夫、というわけではありません。やわらかさに安心して力を入れすぎる人が多いので、ここは気をつけておきたいところです。
強くこするとかゆみや赤みにつながる
肌の状態や使い方によっては、かゆみや赤みが出ることがあります。
とくにマッサージ用の突起が付いた面は、たたくように使うと強い刺激になります。レビューでも、マッサージ面で強くたたきすぎると肌を痛めることがあると書かれていました。
洗っている最中にヒリヒリしたら、その日はブラシを置いて手で洗ってください。赤みやかゆみが何日も続くときは、皮膚科に相談しましょう。
傷や日焼けや炎症がある場所には当てない
どの記事でも共通して書かれているのが、肌トラブルがある場所にはブラシを当てないことです。
すり傷、日焼けのあとの赤い肌、ニキビが炎症を起こしている場所は、ブラシでこすると悪化することがあります。その場所だけはよけて洗いましょう。
背中ニキビのケアのためにシリコンボディブラシを使いたい人もいますが、炎症が強いニキビは先に皮膚科で相談するほうが安心です。
乾燥肌の人は毎日全身に使わない
乾燥しやすい肌の人は、ブラシで洗う回数が多いと、かさつきが強くなることがあります。
毎日使うなら背中や足の裏のように皮脂や汚れが気になる場所だけにして、腕やすねは手で洗う、という分け方がおすすめです。
洗ったあとに肌がつっぱる感じがあれば、使う回数を減らすサインだと考えてください。
ドライブラッシングをしたいならシリコンより天然毛が向く
乾いた肌をなでるドライブラッシングが目的なら、シリコンよりも馬毛や豚毛などの天然毛のブラシが向いています。
ドライブラッシングは、お風呂に入る前に体もブラシも乾いた状態で、足先から心臓に向かってなでていく使い方です。紹介している記事では、1か所を10回前後やさしくなでる、1週間に1回くらいが目安、と書かれています。
シリコンは乾いた肌の上だと滑りにくく、引っかかる感じが出やすい素材です。ドライブラッシング向けとして名前が挙がるのは、たいてい豚毛や馬毛です。
お風呂で洗うのはシリコン、入浴前のドライブラッシングは天然毛、と使い分けている人もいます。どちらもやりたいなら、1本で両方をまかなおうとしないほうが続けやすいです。
水切れのよさはシリコンがほかの素材より上
デメリットがある一方で、水切れがよくカビが生えにくい点は、シリコンがほかの素材より優れているところです。
ボディブラシ全体のデメリットとして多く挙げられるのが、カビが生える、干すのが面倒、ブラシ自体を洗うのが大変、使っているうちに毛がへたる、といった手入れの悩みです。
シリコンは水を吸わない素材なので、振って水を切るだけで乾きやすく、こうした悩みが起きにくいです。
天然毛は湿ったまま置くとカビが生えやすい
馬毛や豚毛のブラシは、水気が残ったまま浴室に置くとカビが生えたり、においが出たりします。
天然毛のブラシを紹介している記事では、浴室に置かない、毛を下にして乾かす、といった手入れが必要とされています。ここが面倒でボディブラシをやめた、という人も少なくありません。
シリコンなら、使ったあとに流して吊るしておくだけで済みます。手入れに時間をかけたくない人には、この差が大きいです。
煮沸できるものは洗い方の選択肢が増える
シリコンは熱に強い素材で、製品によっては煮沸消毒ができると書かれているものもあります。
ただし、柄にプラスチックや木が使われている製品は、煮沸するとゆがむことがあります。煮沸したいときは、パッケージや説明書に煮沸できると書かれているかを先に確かめてください。
書かれていない製品は、中性洗剤で洗って流水ですすぎ、しっかり乾かす方法にしておきましょう。
デメリットを減らすには泡を先に作って小さな円で洗う
泡立ちの弱さと肌への刺激は、手で泡を作ってからブラシを使い、力を入れずに小さな円を描くように洗うとかなり減らせます。
体を洗うときのやり方は、比較記事でもほぼ同じ内容が紹介されています。シリコンの場合に合わせると、次の5ステップになります。
- ステップ1 体とブラシをぬるめのお湯でしっかり濡らす
- ステップ2 ボディソープを手か泡立てネットで泡立てて、先に体に広げる
- ステップ3 ブラシは肌に軽く当てるだけにして、小さな円を描くように動かす
- ステップ4 足先や手先から、心臓に向かう順に進める
- ステップ5 泡をよく流し、ブラシも流水ですすいで水を切る
先に泡を作っておくと、ブラシで泡を立てようとしてこする回数が減ります。これだけでも肌への負担は小さくなります。
顔はブラシを使わず、手で洗ってください。ボディブラシの使い方を紹介している記事でも、顔は避けるようにと書かれています。
シリコンボディブラシが向く人と向かない人の分かれ目
手入れの手間を減らしたい人や肌あたりのやさしさを選びたい人には向いていて、泡立ちや角質の落としやすさを重く見る人には向いていません。
デメリットと、手入れのしやすさを並べると、次のように分かれます。
| こんな人 | シリコン | 理由 |
|---|---|---|
| ブラシのカビや手入れが面倒 | 向く | 水を吸わず乾きやすい |
| 子どもと一緒に使いたい | 向く | やわらかく肌あたりがやさしい |
| もこもこの泡で洗いたい | 向かない | 泡立ちが控えめ |
| 角質のざらつきを落としたい | 向かない | こする力が弱め |
| ドライブラッシングをしたい | 向かない | 乾いた肌だと滑りにくい |
向かないに当てはまる項目が1つだけなら、使い方で補える範囲です。泡は手で作り、角質が気になる場所だけ別の方法でケアすれば、シリコンのよさを残したまま使えます。
向かないが2つ以上あるなら、馬毛や豚毛のブラシから選ぶほうが満足しやすいです。
買う前に突起の細さと柄の長さと吊り下げ穴を見る
シリコンボディブラシを選ぶときは、泡立ちに関わる突起の細さ、洗いたい場所に合う柄の長さ、乾かしやすさに関わる吊り下げ穴の3つを確かめましょう。
突起が細くて本数が多いものほど、泡立ちはよくなります。比較記事でも、泡立ちを重く見るなら細い突起が多く並んだタイプを選ぶように書かれていました。
柄の長さは、背中を洗いたいなら長いもの、全身を洗いたいなら手のひらで持てる短いもの、と分けて考えるとわかりやすいです。両方を洗いたい人は、長い柄のものを背中用にして、腕や脚は手で洗う方法もあります。
吊り下げ穴があれば、使ったあとにフックに掛けておくだけで水が切れます。シリコンのよさである乾きやすさを活かすためにも、ここは見ておきたいところです。
- 泡立ちが気になるなら、突起が細くて本数が多いか
- 背中用なら柄が長いか、全身用なら手で持てる形か
- フックに掛けられる吊り下げ穴があるか
- 煮沸したいなら、煮沸できると書かれているか
今使っているブラシのカビや手入れが悩みなら、まずは背中用に1本だけシリコンを取り入れてみてください。泡立ちが足りないと感じたら、ステップ2の泡を先に作るやり方から試せばOKです。
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
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