美顔器を買ったものの、その日の肌の状態で使っていいのか迷って手が止まっていませんか。
美顔器には、使ってはいけない人と、使ってはいけないタイミングがはっきり決まっています。
持病や妊娠などで使えない人、肌荒れや寝不足で使わないほうがいい日、そして当ててはいけない場所の3つに分けて紹介します。
美顔器を使ってはいけない人と使ってはいけないときの早見表
美顔器は、植込み型の医療機器を使っている人、妊娠中や出産直後の人、顔に病気や傷がある人は使ってはいけません。
人だけでなく、その日の体調や肌の状態によっても、美顔器を使わないほうがいい日があります。
先に全体を表で見ておきましょう。
| 分け方 | 美顔器を使ってはいけない場合 | どうするか |
|---|---|---|
| 人 | ペースメーカーなど植込み型の医療機器を使っている | 使わない |
| 人 | 妊娠中、出産直後 | 使わない |
| 人 | 皮膚の病気がある、治っていない傷がある | 治るまで使わず医師に相談 |
| 肌の状態 | 赤み、かゆみ、ニキビの炎症、日焼け直後 | 落ち着くまで休む |
| 体調 | 寝不足、飲酒後、熱があるとき | その日は使わない |
| 場所 | 首のまわり(EMS美顔器) | 当てない |
自分が当てはまるかどうか迷ったときは、使う前に美顔器の説明書の「使用しないでください」の欄を開いてみてください。
説明書のこの欄は、機種ごとに少しずつ内容が違います。表にない項目が書かれていることもあるので、必ず手元の美顔器の説明書と見比べましょう。
ペースメーカーや妊娠中は美顔器を使ってはいけない
ペースメーカーなど体の中に医療機器が入っている人と、妊娠中や出産直後の人は、美顔器を使ってはいけません。
ここは美顔器のメーカーの説明書でも、ほぼ共通して「使用しないでください」に入っている項目です。
ペースメーカーなど植込み型の医療機器を使っている人
EMS美顔器やRF美顔器は、肌に電気や高周波を流して使います。
体の中にペースメーカーや植込み型除細動器が入っていると、美顔器の電気で医療機器が正しく動かなくなるおそれがあります。
顔に使うだけだから大丈夫、とは考えないでください。医療機器を使っている人は、美顔器は使わないのが決まりです。
妊娠中と出産直後の人
妊娠中や出産直後は、ホルモンのバランスが変わりやすく、ふだんは平気な刺激でも肌が赤くなったり、かゆくなったりしやすい時期です。
多くの美顔器では、妊娠中と出産直後は使わないように説明書に書かれています。授乳中については機種によって書き方が違うので、説明書を確認するか、かかりつけの医師に聞いてみてください。
皮膚の病気や治っていない傷がある人
アトピー性皮膚炎などの皮膚の病気がある人や、顔に治っていない傷がある人も、美顔器の使用は控えましょう。
医師から使ってもいいと言われた場合でも、最初は弱いモードで短い時間から始めると安心です。
金属アレルギーの人と顔に金属が入っている人
美顔器の肌に当たる部分には、金属が使われていることが多いです。
金属アレルギーがある人は、肌が触れる部分の素材を説明書で確かめてから使いましょう。
歯の矯正器具や、骨折の治療で顔に金属のプレートが入っている人も、電気を流すタイプの美顔器は使っていいか医師に確認しておくと安心です。
肌荒れや日焼けのあとは美顔器を使わない日にする
肌が赤い、かゆい、ヒリヒリする日は、美顔器を使わずに休むのがおすすめです。
美顔器は、電気や振動、熱で肌に刺激を与えて使う機器です。肌が荒れている日に使うと、その刺激でさらに赤みやかゆみが強くなることがあります。
美顔器を休んだほうがいい肌の状態は、次のとおりです。
- ニキビが赤くはれている
- 日焼けしたあとで、肌がほてっている
- ピーリングやレーザーなどの施術を受けたばかり
- 顔のムダ毛をカミソリでそったばかり
- 新しい化粧品を使い始めて、肌が合っていない気がする
肌の赤みが引いて、触ってもヒリヒリしなくなってから美顔器を再開しましょう。
寝不足や飲酒のあとも美顔器はお休み
体調がよくない日も、美顔器を使うのは避けたほうがいいです。
とくに寝不足の日と、お酒を飲んだあとは、使っている途中で気分が悪くなることがあります。熱がある日や、ひどく疲れている日も同じです。
美顔器は毎日使わないと意味がない、ということはありません。1日休んでも大丈夫なので、体調のいい日に使いましょう。
EMS美顔器は首に当ててはいけない
EMS美顔器は、首のまわりに当てたり、首に着けたりして使ってはいけません。
家庭用のEMS美顔器を首に当てて使ったあと、めまいがしたり、気を失ったりした事故が起きています。消費者庁の消費者安全調査委員会も、首のまわりに使わないように呼びかけています。
首には、血圧や心臓の動きにかかわる神経が通っています。そこに電気の刺激や、機器を押し当てる力が加わると、急に血圧が下がって気を失うことがあります。
立ったまま使っていると、気を失ったときに倒れて頭を打つおそれもあります。
フェイスラインに使うときは首まで下げない
あごの下やフェイスラインをケアしたくて、そのまま首まで美顔器を動かしてしまう人は多いです。
フェイスラインに使うときは、あごの骨より下には当てないようにしましょう。
首に巻いて使う形の美顔器もありますが、EMSで首に電気を流すのは避けたほうがいいです。
美顔器の種類ごとに使ってはいけない人が違う
美顔器は種類によって肌に与える刺激が違うので、使ってはいけない人や、向かない人も種類ごとに変わります。
自分の肌の状態と、使っている美顔器の種類を見比べておきましょう。
| 美顔器の種類 | 肌への刺激 | とくに気をつけたい人 |
|---|---|---|
| EMS美顔器 | 筋肉に電気を流す | ビリビリする感覚が苦手な人、顔に金属が入っている人 |
| RF美顔器 | 肌を温める | 妊娠中や授乳中の人、日焼けで肌がほてっている人 |
| 超音波美顔器 | 細かい振動で汚れを落とす | 乾燥しやすい人、毎日使いたい人 |
| イオン導入美顔器 | 微弱な電流を流す | 敏感肌の人 |
| ローラー美顔器 | 肌の上を転がす | 敏感肌の人、ニキビがある人 |
敏感肌の人は弱いモードから試す
敏感肌の人は、ローラー美顔器の摩擦や、イオン導入美顔器の電気の刺激で、赤みやかゆみが出ることがあります。
使いたいときは、いちばん弱いモードで、まず頬の一部だけに短い時間当ててみてください。翌日まで赤みが出なければ、少しずつ範囲を広げていきましょう。
超音波美顔器は毎日使わない
超音波で毛穴の汚れを落とす美顔器は、使いすぎると、肌に必要な皮脂まで落としてしまうことがあります。
毎日ではなく、説明書に書かれた回数を守って使いましょう。使ったあとは化粧水でしっかり保湿するのがおすすめです。
美顔器を使いすぎないための回数と時間
美顔器は、説明書に書かれた1回の時間と、週に使う回数を守るのがいちばん安全です。
早く結果を出したくて、1回の時間を延ばしたり、強いモードにしたりする人は多いです。でも、長く当てるほど肌への刺激は強くなります。
同じ場所に何度も当て続けると、赤みやヒリヒリが出やすくなります。顔全体をまんべんなく動かして、1か所に止めないようにしましょう。
美顔器を使う前の準備
- 手順1 クレンジングと洗顔で、メイクと汚れを落とす
- 手順2 説明書で、ジェルや化粧水が必要かを確かめる
- 手順3 いちばん弱いモードに合わせる
- 手順4 頬の一部に当てて、痛みや熱さがないか確かめる
- 手順5 説明書に書かれた時間だけ、顔全体を動かしながら使う
ジェルが必要な美顔器を、ジェルなしで使うのはやめましょう。肌の上をすべりにくくなり、摩擦や電気の刺激が強くなります。
美顔器を使う前に確かめる5つのこと
美顔器を安全に使うために、使う前に次の5つを確かめておきましょう。
- ペースメーカーなどの医療機器を使っていない、妊娠中や出産直後ではない
- 肌に赤み、かゆみ、日焼けのほてりがない
- 寝不足や飲酒のあとではなく、体調がいい
- 首のまわりには当てない
- 説明書の時間とモードを守る
1つでも当てはまらないものがあれば、その日は美顔器を休みましょう。
使っている途中や使ったあとに、肌の赤みやかゆみ、めまいなどが続いたときは、すぐに使うのをやめて、皮膚科などの医療機関に相談してください。
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
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