シーズンが終わって片づけようとしたら、加湿器が動かなくなっていた。そんなとき困るのが、何ごみで出せばいいのかです。
加湿器の捨て方は、本体のいちばん長い辺の長さと、住んでいる自治体のルールで決まります。捨てる前の水抜きと電池外しまで、順番に紹介します。
加湿器は何ごみ? 30cmを超えるかで捨て方が変わる
多くの自治体では、いちばん長い辺が30cm以下なら不燃ごみ、30cmを超えると粗大ごみです。
卓上の小さな加湿器なら不燃ごみ、床に置く大きめの加湿器なら粗大ごみになることが多いです。
ただし、基準の長さは自治体ごとに違います。50cmや90cmを境にしている地域もあります。
まずはメジャーで本体の長い辺を測る
加湿器の高さ、幅、奥行きのうち、いちばん長いところを測ります。
タンクを外した状態ではなく、本体を組み立てた状態で測ってください。
30cmを少しでも超えていれば、粗大ごみとして申し込むのが確実です。
エアコンやテレビとは違い家電リサイクル法の対象外
家電リサイクル法で決まっているのは、エアコン、テレビ、冷蔵庫と冷凍庫、洗濯機と衣類乾燥機の4品目です。
加湿器はこの4品目に入らないので、リサイクル券を買う必要はありません。
自治体のごみとして出すか、小型家電の回収に出すかを選べます。
加湿器を捨てる前にやることは? 水抜きと乾燥が先
捨てる前に、タンクと本体の水を全部抜いて、2日ほど乾かしてから出しましょう。
水が残ったまま出すと、収集のときに袋の中で水がもれます。
カビやにおいの原因にもなるので、ここは省かないでください。
加湿器を捨てる前の5つの準備
- 電源プラグをコンセントから抜く
- 給水タンクの水を捨てて、ふたを開けたまま乾かす
- 本体の水受けトレーに残った水を捨てる
- フィルターやカートリッジを外す
- リモコンや本体の乾電池を外す
スチーム式の加湿器は、本体の中に水がたまる作りです。
電源を切って冷めてから、本体を傾けて水を出してください。
熱いうちに傾けるとやけどをするので、電源を切ってから1時間以上置くのが安心です。
外したフィルターとタンクは別のごみになることがある
気化式やハイブリッド式の加湿器には、紙や布のフィルターが入っています。
フィルターは可燃ごみ、プラスチックのタンクはプラスチックごみに分ける自治体もあります。
本体だけを不燃ごみや粗大ごみに出す形になるので、分別表で部品ごとに確かめてください。
充電式の小型加湿器はそのまま捨てていい? 電池は別に出す
充電式の加湿器は、中のリチウムイオン電池をごみに混ぜないでください。
USBで充電して使う卓上の加湿器には、小さな充電池が入っているものがあります。
この電池がごみ収集車や処理施設でつぶれると、火が出ることがあります。
電池が外せるかは取扱説明書で確かめる
ねじで外せる作りなら、電池だけを外して、電池の回収に出します。
外した電池の端子には、ビニールテープを貼って絶縁しておきましょう。
家電量販店やホームセンターに置いてある充電池の回収箱に入れられる場合があります。
電池が外せない加湿器は自治体の指示どおりに出す
電池を自分で外せない作りの加湿器は、無理に分解しないでください。
分解の途中で電池を傷つけると、そこから発熱することがあります。
電池が入ったままの家電を、別の日に回収している自治体もあります。
粗大ごみで加湿器を捨てるにはどうする? 申し込みから出すまで
粗大ごみは、申し込み、処理券を買う、貼って出す、の3つで終わります。
自治体のごみとして出す捨て方のなかでは、粗大ごみがいちばん手間がかかります。
それでも、流れが分かれば1回の電話かネットの申し込みで済みます。
粗大ごみで加湿器を出す流れ
- 粗大ごみ受付センターに電話かインターネットで申し込む
- 収集日と手数料、受付番号を控える
- コンビニなどで粗大ごみ処理券を買う
- 処理券に受付番号か名前を書いて、加湿器に貼る
- 収集日の朝、指定された場所に出す
出す時間は、収集日の朝8時までとしている自治体が多いです。
前の晩に出してよいかどうかも自治体で違うので、申し込みのときに聞いておくと安心です。
粗大ごみの申し込みは早めにしておく
年末や3月から4月の引っ越しの時期は、申し込みが混みます。
収集日が2週間以上先になることもあるので、捨てると決めたら早めに申し込みましょう。
自分で処理施設に持ち込める自治体なら、持ち込みのほうが早く片づくこともあります。
ごみに出さない加湿器の捨て方は? 回収ボックスと店の引き取り
ごみ以外の捨て方は、小型家電の回収ボックス、店の引き取り、売る、の3つがあります。
どれが使えるかは、加湿器の大きさと、まだ動くかどうかで変わります。
小型家電の回収ボックスに入れる
市役所や公民館、家電量販店に、小型家電の回収ボックスを置いている自治体があります。
- 入れられるのは、ボックスの投入口に入る大きさのものだけ
- 電池は外してから入れる
- 手数料はかからない自治体が多い
卓上の小さな加湿器なら、この捨て方がいちばん手間がかかりません。
買い替えのときに家電量販店で引き取ってもらう
新しい加湿器を買う店で、古い加湿器を引き取ってくれることがあります。
引き取りの条件や手数料は店ごとに違うので、買う前に店に聞いておきましょう。
配送で新しい加湿器を届けてもらうときに、古いものを持ち帰ってもらえる店もあります。
まだ動く加湿器は売るか譲る
きれいに動く加湿器なら、リサイクルショップやフリマアプリで売れることがあります。
売る前にタンクとトレーを洗って、よく乾かしておきましょう。
水あかやカビが残っていると、買い取ってもらえないことが多いです。
加湿器の捨て方で迷ったら状況で選ぶ
加湿器の捨て方は、大きさと、動くかどうかと、買い替えるかどうかで決まります。
| 加湿器の状況 | 向いている捨て方 | 気をつけること |
|---|---|---|
| 30cm以下で壊れている | 不燃ごみ、小型家電の回収ボックス | 電池と水を抜いてから |
| 30cmを超えて壊れている | 粗大ごみ | 早めに申し込む |
| 新しい加湿器に買い替える | 店の引き取り | 条件を先に聞く |
| まだきれいに動く | リサイクルショップ、フリマアプリ | 洗って乾かしてから |
| 充電式の卓上タイプ | 電池を外して別に出す | 外せなければ自治体に聞く |
まずやることは、本体の長い辺を測ることと、タンクの水を抜くことの2つです。
その2つが済めば、何ごみで出すかは自治体の分別表ですぐに分かります。
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
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